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[BOOKデータベースより]
人と森がもっとも美しく暮らした時代があった。現代から遡る5000年前の縄文時代、高度な工芸技術と自然とが共生する思想が存在した。著者は木の触覚レベルからその事実を確信し、それを「第一次木の文明」と位置づける。そして現代に到る「第二次木の文明」の時代を経て、環境の危機から脱却するべく、縄文の思想に学ぶ新しい森の世紀「第三次木の文明」を提唱する。漆、〓@54A5、楢など12種の木をその作品と共にエコロジーの視点から語り、縄文から21世紀に到る木の文明を鮮やかに説く。
漆―日本代表、キング・オブ・エコロジー
〓@54A5―北半球の文化・文明の生みの母
栗―「第一次木の文明」へと導く
楠―日本の照葉樹林を代表する
桧―「第二次木の文明」の主役になる
杉―スキっと清楚で飾り気がない
縄文の木の記憶(対談 中沢新一)
木と人が語りあっていた頃(対談 ライアル・ワトソン)
欅―気高く力強い里の木
松―頭がよくて人にもっとも近い
桐―娘の成長と共に育つ
竹―強靭な弾力性で未来へ向かう
楮―パルプに代わるクイーン・オブ・エコロジー
楢―「第三次木の文明」を呼び寄せる木
第三次木の文明へのプロローグ
年表〈木と文明の概念〉