新刊展望トップ │ [ロングインタビュー] 朝井リョウ │ [著者とその本] 石井光太 │ [創作の現場] 梓澤 要
2016年 10月号
石井光太『「鬼畜」の家 わが子を殺す親たち』
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新刊展望10月号
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石井光太 / Kota Ishii
1977年、東京生まれ。国内外を舞台にしたノンフィクションを中心に、児童書、小説など幅広く執筆活動を行っている。主な著書に『物乞う仏陀』『神の棄てた裸体』『絶対貧困』『レンタルチャイルド』『地を這う祈り』『遺体』『浮浪児1945─』、児童書に『ぼくたちはなぜ、学校へ行くのか。』『幸せとまずしさの教室』『きみが世界を変えるなら(シリーズ)』、小説に『蛍の森』、その他、責任編集『ノンフィクション新世紀』などがある
著作
- 「鬼畜」の家
- 「死んだ犬を捨てた荒川に、次男も捨てた」…。夫婦が3歳児をウサギ用ケージに監禁、窒息死させた足立区の事件をはじめ、虐待する親たちを3代までさかのぼり、その生育歴にも至る、戦慄のルポ。
- 遺体
- あの日、3月11日。三陸の港町釜石は海の底に沈んだ。安置所に運び込まれる多くの遺体。遺された者たちは懸命に身元確認作業にのぞむ。幼い我が子が眼前で津波にのまれた母親。冷たくなった友人…。悲しみの底に引きずり込まれそうになりながらも、犠牲者を家族のもとへ帰したい一心で現実を直視し、死者の尊厳を守り抜く。知られざる震災の真実を描いた渾身のルポルタージュ。
- レンタルチャイルド
- 2002年、冬。インドの巨大都市ムンバイ。路上にたむろする女乞食は一様に乳飲み子を抱えていた。だが、赤ん坊はマフィアからの「レンタルチャイルド」であり、一層の憐憫を誘うため手足を切断されていたのだ。時を経て成長した幼子らは“路上の悪魔”へと変貌を遂げる―。三度の渡印で見えた貧困の真実と、運命に翻弄されながらも必死に生きる人間の姿を描く衝撃作。
- 浮浪児1945−
- 終戦直後、12万人以上の戦災孤児が生まれた日本。その中心、焼け跡の東京に生きた子供たちは、どこへ“消えた”のか?本書は、五年の歳月をかけて元浮浪児の方々の証言を集め、あの時代から現在までを結ぶ歴史に光を当てたものです。
- 蛍の森
- 村落で発生した老人の連続失踪事件。その裏に隠されていたのは余りにも凄絶な人権蹂躙の闇だった。ハンセン病差別を描く長編小説。
- 幸せとまずしさの教室
- 世界の5700万人の子どもたちが小学校に通えていないことに、日本の子どもたちは何を感じるのか。世界を旅した作家の石井光太が伝える、路上に生きる世界の子どもたちのリアルなくらし、そして幸せを知る授業。
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