新刊展望トップ │ [特集] 黒柳徹子・山田洋次・内藤廣 │ [特集] ブックガイド │ [著者とその本] 桜木紫乃さん │ [創作の現場] 山口恵以子
新刊展望トップ │ [特集] 黒柳徹子・山田洋次・内藤廣 │ [特集] ブックガイド │ [著者とその本] 桜木紫乃さん │ [創作の現場] 山口恵以子
-
新刊展望8月号
-
桜木紫乃 / Shino Sakuragi
1965年北海道生まれ。2002年「雪虫」で第82回オール讀物新人賞を受賞。
2007年、同作を収める『水平線』で単行本デビューし注目を集める。
2012年『ラブレス』で「突然愛を伝えたくなる本」大賞、
2013年に第19回島清恋愛文学賞を受賞。
さらに同年『ホテルローヤル』で第149回直木賞を受賞。
近著に『無垢の領域』『蛇行する月』などがある。
著書
- 星々たち
- いびつでもかなしくても、生きてゆく…。北の大地に彷徨う女の数奇な半生を静謐な文章で綴る。『ラブレス』『ホテルローヤル』の桜木ワールドを凝縮した、珠玉の連作短編集。
- ラブレス
- 謎の位牌を握りしめて、百合江は死の床についていた―。彼女の生涯はまさに波乱万丈だった。道東の開拓村で極貧の家に育ち、中学卒業と同時に奉公に出されるが、やがては旅芸人一座に飛び込んだ。一方、妹の里実は地元に残り、理容師の道を歩み始める…。
- ホテルローヤル
- 湿原を背に建つ北国のラブホテル。訪れる客、経営者の家族、従業員はそれぞれに問題を抱えていた。閉塞感のある日常の中、男と女が心をも裸に互いを求める一瞬。そのかけがえなさを瑞々しく描く。
- 蛇行する月
- 高校を卒業したその年の冬、図書部の仲間だった順子から電話があった。20も年上の職人と駆け落ちすると聞き、清美は言葉を失う。人生の岐路に立つ6人の女の運命を変えたのは、ひとりの女の“幸せ”だった…。
- 無垢の領域
- 革命児と称される若手図書館長、中途半端な才能に苦悩しながらも半身が不自由な母と同居する書道家とその妻。悪意も邪気もない純香がこの街に来た時から、大人たちが心の奥に隠していた嫉妬の芽が顔を覗かせる…。
- 硝子の葦
- 夫が自動車事故で意識不明の重体。看病する妻の日常に亀裂が入り、闇が流れ出した…。驚愕の結末、深い余韻。傑作長編ミステリー。
新刊展望トップ │ [特集] 黒柳徹子・山田洋次・内藤廣 │ [特集] ブックガイド │ [著者とその本] 桜木紫乃さん │ [創作の現場] 山口恵以子