- 知のアトラス
-
宇宙をめぐる教会と科学の歴史
西南学院大学博物館研究叢書
- 価格
- 1,100円(本体1,000円+税)
- 発行年月
- 2024年10月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784910038995
[BOOKデータベースより]
1 宇宙の中心としての地球(古代の宇宙像;宇宙と人体の照応―天文学と占星術のあわい;中世の宇宙像とダンテ『神曲』)
2 地球は動く―教会と科学(天動説から地動説へ;世界図の刷新;イエズス会士の科学活動)
3 身体という小宇宙(人体の観察;身体の中心としての心臓)
天動説から地動説への宇宙像の転換,
それはヨーロッパ人が信奉してきた世界を,
大きく揺るがすものであった。
アリストテレスの天動説は,聖書釈義と結びつき教会によって支持されたが,天体観測に基づき疑義が呈されるようになる。教会は地動説学者の書を禁書とし宗教裁判を行うが,実は徹底的に排斥したわけではなかった。むしろ神学において自然は『聖書』と同じく,神の啓示を記した書物とみなす伝統が存在しており,自然学的研究を行う聖職者も存在したのである──。
本図録では,古代・中世の宇宙像,天動説から地動説への転換,世界図の誕生,また身体という小宇宙をめぐって,キリスト教世界においてどのように探究が行われてきたのか,「アトラス(地図,星図,解剖図を含む図版集)」を紹介し歴史を展観する。
【2024年度西南学院大学博物館特別展オールカラー図録】
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