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[BOOKデータベースより]
“70年以上前に・南洋で・餓死した”日本人といまをつなぐ、“想像力”の歴史社会学。
巻頭特別インタビュー 名もなき人びとへの想像力―平和のための芸術(大林宣彦)
第1章 冨五郎をめぐる歴史―近代日本と南洋群島
第2章 南洋と日本をつなぐ―日記解読のはじまり
第3章 冨五郎日記に導かれて―わたしの“タリナイ”
第4章 ドキュメンタリー映画『タリナイ』誕生
第5章 兵士としての冨五郎の心理―従軍日記・遺書に見る日本兵の死生観
第6章 冨五郎日記を体験する―佐藤冨五郎、三九年の生涯
第7章 古代史と現代史をつなぐ‐日記解読のおわり―「佐藤冨五郎日記」を映し出す‐赤外線観察を通じて考えたこと
第8章 マーシャルをめぐる世界と私(誰が海を閉じたのか?―日米間における記憶喪失の群島;マーシャル諸島の民からみつめる戦争・核・環境―第二次世界大戦と「その後」)
第9章 歴史をつないでいく意志―日本と南洋‐餓死した兵士の声を伝える
楽シイ時モ 苦シイ時モ
オ前達ハ 互ヒニ 信ジ合 嬉シイ事 分チ合ヒ――
1945年、南洋のマーシャル諸島で多くの日本兵が餓死した。
そのなかのひとり、佐藤冨五郎が死ぬ直前まで綴った日記と遺書は、戦友の手を経て息子のもとへ渡り、73年の時を超えて解読されることになる。
そこには、住み慣れない島での戦地生活、補給路が絶たれるなかでの懸命の自給自足、そして祖国で待つ家族への思いが描かれ、混乱と葛藤のなか、自身も死へと向かう約2年間が精緻に記されていた。
〈70年以上前に・南洋で・餓死した〉日本人といまをつなぐ、〈想像力〉の歴史社会学。
大林宣彦監督インタビュー収録!!
「読むというより体験してほしい。できるだけ想像力を働かせて」
第6回「山本美香記念国際ジャーナリスト賞・奨励賞」受賞!
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