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【1998年11月発売】
[BOOKデータベースより]
新自由主義の時代から新しい協同主義の時代へ!「自己責任」「市場中心」「株主主権」という旧い体制を越え、新たなオルタナティブを歴史の循環から理論化し、現実の地域で生起している動きと連動させつつ、新しい日本社会が進む方向を指し示す。
第1章 戦後の越え方と協同主義―協同主義研究のための見取り図の一つとして
[日販商品データベースより]第2章 日本政治史と地域の過去・現在・未来―甲州、水戸、石見
第3章 郊外都市の新たな挑戦―ポスト・ベッドタウンへ
第4章 安倍政権と戦後システムのゆらぎ―同一の未解明の歴史的課題のさまざまな解き方
第5章 戦後の超え方=越え方に関わる学問的方法
第6章 “対談”・ポスト戦後体制と協同主義―東浩紀著『ゲンロン0―観光客の哲学』を参照しつつ
現代日本は、戦後システムからポスト戦後システムへの大きな転換期にあり、既存の在り方がすべて揺らいでいる。国際的には冷戦後における地域対立の激化、国内的には低成長・財政難、少子化・高齢化の進行などである。そういう揺らぎを見据えつつ、私たちは直面する課題を、非軍事的な方法で、またこれまでの経済成長以外の方法によってどのように解決していけばよいのか。本書はそれを新しい協同主義に見出していく。現実の地域社会・コミュニティで展開されている共生の在り方やネットを利用した互助・互酬・贈与のシステムなどの新しい事例と、マクロな近現代史分析のクロスオーバーから、「戦後の越え方」を斬新に提示する。