[BOOKデータベースより]
仏教が日本へ伝来後、排仏派と崇仏派が対立。激しい論争が繰り返される中、疫病が流行し、天皇までも死に至りました。この混沌とした状況の中で初の女帝・第33代推古天皇が即位すると、摂政に任命された聖徳太子は優れた手腕を発揮します。新しい時代を築いた、若き英雄の活躍に注目!
第1章 仏教公伝。任那の官家滅亡(第二十九代 欽明天皇=ヒロニワ物語)
第2章 仏教をめぐる物部氏と蘇我氏の対立(第三十代 敏達天皇=フトタマシキ物語;第三十一代 用明天皇=タチバナノトヨヒ物語;第三十二代 崇峻天皇=ハツセベ物語)
第3章 推古天皇の即位。聖徳太子、摂政になる。(第三十三代 推古天皇=カシキヤヒメ物語)
『わかる日本書紀』第4巻。
全7巻予定なのでちょうど折り返しました。
2020年は『日本書紀』編纂1300年。
そして2021年は聖徳太子没後1400年。
聖徳太子の時代からわずか100年ほど未来に書かれた『日本書紀』。
まだ、なまなましい記憶の残る時代に記された歴史書です。
それはちょうど私たちが大正期の歴史を書き起こすようなものです。
詳細に描かれる蘇我馬子、聖徳太子の生涯、憲法十七条。
仏教をめぐる物部氏と蘇我氏の対立。
そして、日本初の女性天皇・推古天皇。おなじみ、遣隋使・小野妹子。
いよいよ始まる飛鳥時代。
2012年に編纂1300年を迎えた『古事記』と並走して書かれていますが、重なる時代も今巻の推古天皇まで。
ぜひ、『わかる古事記』と『わかる日本書紀』1〓4巻を読み比べてみてください。
日本向けに書かれた『古事記』と、海外に向けて書かれた『日本書紀』、それぞれへの当時の人の思いを感じることができると思います。
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