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- 地球を翔た異風者
-
古賀武夫伝
- 価格
- 2,970円(本体2,700円+税)
- 発行年月
- 2018年06月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784883442805
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[BOOKデータベースより]
日本人としての矜持を胸に常識に抗いつつその目をアジアにむけ続けた57年の破天荒な生涯。
プロローグ
[日販商品データベースより]泣き虫
悪友
バンカラ
自立
留学
結婚
地球市民の会
アジアへの視線
テラトピア
同志
道場
酒
人間の翼
ミャンマープロジェクト
家族
零戦
夢の学校
いのちのまつり
病魔
受け継がれる魂
エピローグ
佐賀にひとり、桁はずれの 漢がいた――日本人としての矜持を胸に、常識に抗いつつ、その目をアジアに向けた57年の破天荒な人生。
アジアシンポジウムで、武夫はタイのソーシャルワーカーの発言を耳にし、心臓に氷の突き刺さる思いをした。
「日本人はバナナだ。外は黄色でも中身は白色。欧米人と一緒、アジア人ではない」
武夫は自分が責められているような気がした。我々が欧米ボケしている間にも彼らは厳しい目で日本や日本人を見つめていた。世界人口の六割を抱え、我々の毎日の生活が依存し、我々を産み育てた母なるアジア。その一員である現実を忘れ、同胞を無視していた。おまえは本当にアジア人なのか……。(本文より)
他の人たちが抱くのと違い、「穏やかな人」というのが初見の印象だった。武道者らしく背筋がしゃんと伸び、声は落ち着いていた。タイでの活動に話が及んだとき、「私は一日として、感動して泣かない日はない」と目を潤ませた。胸にじんとくるものがあった。(「あとがき」より)