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- 白いなす
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- 価格
- 1,650円(本体1,500円+税)
- 発行年月
- 2010年05月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784883441877
[日販商品データベースより]
母は家族の無事を祈り、畑のナスにそれぞれの名を記した。戦争は激しくなり、少女の父も兄たちも2度と戻らなかった…。第2次世界大戦末期の北九州を襲った空襲と、その悲劇を語り伝える絵本。
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私が先に黙読しようとしていたら、帰ってきた中学生の娘に奪われました。
読み終わった表情を見ると、とても満足そうでした。
物語自体は戦中戦後(直後)の話なので、けして楽しいだけの世界ではありませんが、
元々地元で子どもたちに「文庫」を開いて民話を語ってらっしゃる作者は、目線がきちんと読者(読み手)に向いているので、すごくストレートに、この作品の中で生きている人たちの生き方や心が、伝わってきました。
字も大きく、必要な言葉だけを丁寧に紡いでいる文章です。これなら、戦争というものが全く分からない、小学校低学年くらいのお子さんでも、作品から何かを受け止められるような気がしました。
でも、読み語りとかで使うのなら、小学校中学年以上のお子さんがお薦めかな。
最後の1ページがとても、明るくて枚向きな絵で終わっているので、朝読などの時間に読んでも、子どもたちを1日暗くすることはないと思います。(てんぐざるさん 40代・埼玉県 女の子15歳、女の子10歳)
【情報提供・絵本ナビ】