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[BOOKデータベースより]
帝国と国民国家のはざまで生きた人びとの苦悩と悲劇。日朝関係史の新事実やジェンダー史を取入れ、北方史も視野に入れた広範な共同研究。
「満洲移民」研究の問題点
第1部 帝国の形成(日清戦争前後の「朝鮮通漁」と出漁者団体の形成―朝鮮漁業協会を中心に;明治の技師山本小源太の軌跡―府県農事試験場から韓国統監府へ;台湾高地先住民の土地と生の囲い込み―日本植民国家‐資本による人間分類と「理蕃」)
第2部 帝国の膨張(樺太における「国内植民地」の形成―「国内化」と「植民地化」;満洲鉱業移民構想の成立と挫折―北票炭鉱と鶴岡炭鉱の事例から;北硫黄島民の生活史における移動とディアスポラ化―全島強制疎開から“不作為の作為”としての故郷喪失へ)
第3部 帝国とジェンダー(植民地朝鮮における妓生の再組織化と社会的活動;明治大正期の樺太・サハリンにおける公娼と半公娼;植民地朝鮮における愛国婦人会―併合から満洲事変までの軍事援護と救済活動;在韓日本人女性の戦後―引揚げと帰国のはざま)
日本がアジアに侵略した時代。朝鮮沿岸への出漁、台湾高地での土地の囲い込み、満州の鉱業移民他を検証、国内、硫黄島の住民問題、また朝鮮における愛国婦人会活動、在韓日本人女性の帰還ほか全10章に亘って詳細に論じる。
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