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- こう読めば面白い!フランス流日本文学
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子規から太宰まで
阪大リーブル 060
- 価格
- 2,310円(本体2,100円+税)
- 発行年月
- 2017年06月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784872594430
[BOOKデータベースより]
子規のさりげない自筆墓碑銘が語るもの、藤村『破戒』の背後にひそむルソー、透谷の影、黒澤映画と『人間喜劇』など、バルザック研究で知られる著者の日本近代文学「謎とき」全11章。これでフランス流文学解読のプロになろう!
第1章 正岡子規の生と死―自筆墓碑銘をめぐって
第2章 坪内逍遙の『小説神髄』と曲亭馬琴
第3章 島崎藤村に見るジャン=ジャック・ルソー
第4章 菊池寛とバルザック―『真珠夫人』をめぐって
第5章 バルザックを通して見た黒澤明
第6章 三好達治の詩的空間―フランス詩との関わりをめぐって
第7章 竹友藻風とヴェルレーヌ―学匠詩人の面目
第8章 太宰治はフランス文学をどう読んだか?
第9章 太宰治『乞食学生』とフランソワ・ヴィヨン『大遺言書』
第10章 太宰治『惜別』の生成
第11章 『ヴィヨンの妻』の周辺
日本文学の柱ともいうべき8人の作者の周辺にすでに西洋文学があった。作者は意図せずして教養の奥からにじみ出てきたエッセンスを掬い取り、自作の表現に生かしていることをフランス文学者である著者はそこここに見出している。これまでの日本文学を全く違ったアングルからみると、さらにその作品の面白さが際立ってくる。
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