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- これでいいのか岐阜県
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南北が分断している岐阜の未来はどうなる?
地域批評シリーズ 51
- 価格
- 1,078円(本体980円+税)
- 発行年月
- 2020年09月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784867160534
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[BOOKデータベースより]
どうしても地味な印象が拭えない岐阜県。しかしそのポジションは、日本のへそ・重心、交通の要衝、そして「美濃を制する者は天下を制す」とも言われる日本のセンター。名古屋にもしっかりと依存し、中京圏の一角として産業集積も進み、発展著しい。また現代産業ばかりでなく、刃物、焼物、和紙など伝統工芸も盛んである。とはいうものの、発展しているのは名古屋に近くの交通の要衝の美濃地方ばかり。対して飛騨地方はのどかな田舎で、明らかに南北のコントラストが違う。それもそのはず、美濃と飛騨はもともと同じ国ではなく、文化・風習・言葉・気質が違う。さらには歴史的にずっと疎遠な関係だったのに、強引にひとつの県にされた因縁もあり、今も両地域には目に見えない確執や対抗心、はたまた羨望めいた感情も存在している。本書ではそんな岐阜県の本質を取材やデータなどから解き明かしつつ、未来を論じていく。
第1章 岐阜県を形づくる6つの個性
[日販商品データベースより]第2章 スゴいんだけど残念な岐阜の歴史
第3章 岐阜県ってどんなトコ?
第4章 求心力がない岐阜市とまとまりを欠く周辺都市
第5章 問題ばかり起きている中濃地域の光と影
第6章 大垣でもまとめられないバラバラな西濃
第7章 先端都市と没落タウン 鮮明になった東濃の明暗
第8章 表向きは一枚岩でも内実はバトル状態の飛騨
第9章 美濃と飛騨の競争が岐阜を強くする!
知名度も微妙でお隣の愛知から格下扱いされる岐阜県。そんな現状を打開する策は果たしてあるのか?岐阜県の未来を探る一冊。