- 海と生きる作法
-
漁師から学ぶ災害観
冨山房インターナショナル
川島秀一
- 価格
- 1,980円(本体1,800円+税)
- 発行年月
- 2017年03月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784866000251
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[BOOKデータベースより]
三陸の漁師たちは海で生活してきたのではなく、海と生活してきた。今こそ、津波に何度も来襲された三陸沿岸に生き続けた漁師の、運命観、死生観、そして自然観に学ぶときではないか。「海と生きる」という意味を考える。
1 三陸の海から(三陸の海と信仰;三陸の歴史と津波―海と人のつながり;「東北」の過去から未来へ向けて―津波と三陸沿岸をめぐって;津波と生活文化の伝承;自然災害から回復する漁業集落の諸相―東日本大震災と三陸漁村;三陸大津波と漁業集落―山口弥一郎『津浪と村』を受け継ぐために)
[日販商品データベースより]2 漁師の自然観・災害観(海の音の怪;津波と海の民俗;魚と海難者を祀ること;災害伝承と自然観)
3 海の傍らで津波を伝える(津波石の伝承誌;津波碑から読む災害観―人々は津波をどのように捉えてきたのか;災害伝承と死者供養;津波伝承と減災)
4 動き始めた海の生活(「情けのイナサ」を再び―仙台市若林区荒浜の漁業の再興;和船の復元と漁労の復興―閖上と歌津;海は一つの大きな生き物である)
東日本大震災から6年、漁師の「生」は……。
三陸の漁師たちは海で生活してきたのではなく、海と生活してきた。今こそ、津波に何度も来襲された三陸沿岸に生き続けた漁師の、運命観、死生観、そして自然観に学ぶときではないか。