- 史を想え
-
過去と現在との対話 蘭学研究の現場から
- 価格
- 1,980円(本体1,800円+税)
- 発行年月
- 2025年11月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784863293175
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[BOOKデータベースより]
過去と現在をつなぐ歴史的事例、30話。現今の問題を本質的にとらえ直すための史資料を紹介し的確に叙述。ザビエルの来航から近世・近代、さらに現代まで。世界の見え方が変わる。
1(死を想え―殉死と殉教;人はパンのみにて生くるにあらず―食べるザビエル;阿蘭陀迄境なしの水路なり―イギリス商館長の見た日本;散りぬべき時知りてこそ―細川ガラシャの美徳;江戸は燃えているか?―哀しき人問賛歌;新しい天体―美味礼賛;汝の敵を愛せよ―猫と鼠;全地は一の言語、一の音のみなりき―ケンペルが見た日本人の起源;既知との遭遇―『日葡辞書』と『嶋原記』;蝶々夫―外科医マルティン・レメイのみちゆき)
[日販商品データベースより]2(武士道と云は死ぬこと?―建前と本音;臭い物には巻かれよ―「におい」の日欧比較文化史;あら日本恋しや―海外への夢と現実;ミイラ取りがミイラに―薬としての人体;人生は短く、術は長し―名人の境地;菊花の約(ちぎり)―約束と信義;恩讐の彼方に―唐人屋敷へ侵入せよ;初歩的な事だよ―文書主義と検死;翻訳者は裏切り者―「和解(わげ)」と「翻訳」;二一八年六ヶ月の孤独―志筑忠雄の学問革命)
3(地球は丸い…はず―ある幕末民間製の地球儀の真相;悠々として急げ―熊本の洋学政策;光はヤポーニアから―オリエンタリズムの行方;それでも天は回る―学僧佐田介石(さたかいせき)の憂鬱;朋(とも)有り遠方より来たる―「黒船」とは何か;亡書読書―書物の運命;クォ・ヴァディス―半導体狂騒曲;トンネルを抜けると…―「レンズ」と学問の意義;漂えど沈まず―人類の闘い;史を想え―近世ヨーロッパの地図に記された「海の名」が示すもの)
本書は、「過去と今を繋ぐ」構想から、さまざまな局面で見つけた史資料を材料に、著者がこれまでに得た知見を活かして料理した歴史随筆集である。イエズス会士フランシスコ・デ・ザビエルの来航頃(中世末期)から、対外交流の制限が厳格となった17世紀中葉頃(近世初期)までの時期に編まれた史資料、江戸文化が色濃く反映した17世紀後半頃(近世前期)から19世紀初頭頃(近世後期)まで、そして幕末頃から現代までの史資料を取り上げた「過去と今を繋ぐ」全30話。「世界」の見え方が変わる一冊。