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- 団塊ボーイの東京
-
1967ー1971
- 価格
- 1,980円(本体1,800円+税)
- 発行年月
- 2020年05月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784863292048
[BOOKデータベースより]
団塊とは、実は“断解”であった。自身の変革を求め、何ものも信じないニヒリストたちが無頼派を気どっていた。あの時代をもう一度ふり返ってみたい。そこに、忘れかけていた「もうひとつの貌」が見つかる気がする…。
1967昭和四十二年(上京の旅;昭和四十二年春 ほか)
1968昭和四十三年(はとバス;「新宿カツアゲ」 ほか)
1969昭和四十四年(骨のある男;哀愁JAZZ ほか)
1970昭和四十五年(赤旗の女;東京流れもの ほか)
1971昭和四十六年(笠井紀美子賛;ああ紅テント ほか)
団塊の世代が1960年代後半を振り返る。全共闘、ベトナム反戦運動、水俣病闘争など時代の大きな脈動があったようにみえる。しかし、著者は、団塊があの時代をリードしたのではなく、ただ虚無主義を演じていただけの絵空事だったのではないかと喝破する。結束しようとしたのではなく実はバラバラの〈断解〉であったとみている。しかし「人間と人間の間に媒体として言葉が力があった時代の最後」(芥正彦)だったことは確かである。著者が当時の自分をとりまく人々との間で交わした言葉を大切に蘇らせた力作随想録。
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