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【1983年08月発売】
[BOOKデータベースより]
ノヴァーリスを中心とするドイツ・ロマン主義の著作家たちの活動を「感性論」の視点から精読し、現代におけるロマン主義的感性論の意義を捉えなおす。さらに福島第一原子力発電所事故についての考察を通してロマン主義的感性論への再認識を促し、ロマン主義の時代からの問題意識が現代にも通底していることを示す。
「触覚という活動的感覚―ポエジー」―ノヴァーリスにおける感性論の展開
[日販商品データベースより]ノヴァーリスの自然科学研究における「霊的現在」
「一冊の本を聖書に高めること」―聖書計画としての『一般草稿』
「仲介者」としての「詩的国家」―『信仰と愛』における「身体」としての国家
「第三の要素」としての宗教―『ヨーロッパ』における宗教哲学
「戦争は地上になくてはならない」―ノヴァーリスの戦争表象
「小説は生を扱い―生を記述する」―ノヴァーリスの小説理論
「自然学の根底に真の統一があるかどうか」―『ザイスの学徒たち』における自然学
「新しい神話」としての『ハインリヒ・フォン・オフターディンゲン』
フリードリヒ・シュレーゲル『ルツィンデ』における「世界のための感覚」
クレメンス・ブンレンターノ『ゴドヴィ』における「官能」と「狂気」
『なんという罪深い狂気だろう』―ボナヴェントゥーラ『夜警』における「狂気」のモチーフ
『世界のロマン化』から「世界史の最終章」へ―ノヴァーリス、ブレンターノ、クライストにおける「狂気」の表象
ロマン主義的感性論と「フクシマ」
ノヴァーリスを中心とするドイツ・ロマン主義の作家の活動を「感性の復権」と位置付け、現代におけるロマン主義的感性論を再評価。