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[BOOKデータベースより]
とってもやさしかったお母さんが、とつぜん鬼のようになりました。どうしてボクはひとりでナスビを売らないといけないの???
[日販商品データベースより]とつぜん鬼のようになった母。どうしてひとりでナスビを売らないといけないのか…。著者が幼少期に体験した実話を、ノスタルジックなイラストで展開する絵本。親と子に「親の有難さ・子育てとは何か」を伝える。
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正直、この表紙のイラストを見て絵本を手に取ろうとは思いませんでした。版画のような白黒の絵はリアルすぎて怖さもあります。そしてなぜなすび?なのかと。
私がこの絵本を知ったきっかけはとあるテレビ番組でした。
実話をもとにつくられたこの絵本の読み聞かせが終わったとき、私は涙で濡れていました。
お母さんは、なぜ鬼の形相で子どもになすびを売らせていたのか?
その真実を知ると胸が熱くなりました。
そして、現在のその男の子・・出版社を経営しているそうです。
最後の結末のこの文章
「今、大人になったボクは、まだまだ駄目な所もありますが、子供のころにナスビを売った事があるので、どんなしんどい事も平気です。お母さんが天国から見ていてくれるから、どんな苦しいことも平気です。そして今ボクは…ナスビが大好きです。」
作者の母に対する感謝の気持ち、そして私たち親に向けたメッセージも込められています。
ただ、かわいがるだけでなく、愛するわが子だからこそたくましく育てていかないといけませんね。
この絵本のあとがきにある作者の言葉が親の私にとっては心にぐっとくるものがありました。(Pocketさん 40代・大阪府 女の子13歳、男の子10歳)
【情報提供・絵本ナビ】