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- クレイとフィンと夢見た手紙
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- 価格
- 638円(本体580円+税)
- 発行年月
- 2013年09月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784840154109
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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- 星珠
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バディものですが、登場する美少女たちの方に注目!
表紙の二人組、クレイとフィンが、異世界パッチワークアースで「本当なら届かなかったはずの手紙」を回収し、受取人に届けるという、一風変わったバディものです。
しかし、実際に注目すべきは、受取人たる様々な人外や異能を持った美少女たちでしょう。
彼女らには、それぞれに違う物語が用意され、それぞれの生を生きています。胸踊ることも悲しいこともあるその物語を、「郵便屋」の青年たちはナレーターかストーリーテーラーでもあるかのように関わります。「郵便屋」が主人公のはずですが、それぞれの連作短編に登場する美少女たちこそが、それぞれの物語の主役です。
個人的には第二話の吸血鬼美少女(実は…)が一押しですが、純粋に話として泣けるのは第一話でしょうか?
どの美少女も美少女マニアにはたまりません。主人公の男子二人が彼女らにちょっかいを出すようなえげつない展開は一切ありませんので、安心して美少女を堪能できるかと思います。
特に人外美少女マニアにお奨めです!
それぞれ全く違う世界であるかのような、しかし共通している舞台として設定された、「滅んで行った平行世界の無数の地球の断片を繋ぎ合わせた」パッチワークアースには、それらを一つに結び付けようとする「縫い合わせ屋」と、それらをバラバラにして滅ぼそうとする「切り裂き屋」の二つの勢力があり、主人公の二人は無論「縫い合わせ屋」です。大体の話にこれら二つの勢力の争いが仕込まれています。これらが戦闘要素となり、場合によっては物語を引き締めます。
最後に物語はあっと驚く収斂を見せるのですが、それは実際に読んでみて下さい。
人外美少女マニアとしては文句なく星5つです。イラストがお好みの方は、更に評価が上がるかもですね。
[BOOKデータベースより]
金髪でいつもにこやかな自称頭脳労働担当の美形少年、フィン。黒髪で目つきが悪くいつも肉体労働担当を押しつけられる青年、クレイ。彼らが回収し、配達をするのは「出されなかった手紙」「書かれなかった手紙」「本当に欲しかった手紙」「普通じゃない手紙」など、本来なら届かなかったはずのメッセージ。彼らは“永遠の昼下がりの森”から輝く霧を通り、時には吸血鬼の城砦に、時には半獣半人の異種族にと、時も空間も超えて「手紙」を回収し、配達に行く。世界をささえる、ささやかな祈りを、明日をつなげる夢を、どこにでもいる「あなた」に届ける。“郵便屋”たちの物語が、今、始まる。