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[BOOKデータベースより]
あるときは毒々しく、あるときは艶かしく…小説世界に描かれた花々の個性と実体をめぐる異色の小説読本。夏目漱石、泉鏡花から筒井康隆、村上龍まで。作家の創り上げた世界をフィールドに、植物学の専門家が縦横無尽にふみこむ話題の評論集。
コインロッカーのブーゲンビリア―村上龍
伐られたガジュマル―安達征一郎
コウゾ先生―筒井康隆
トロピズメン―内田百〓@6BE1@
正月の梅―夏目漱石
わさびの花咲く―井伏鱒二
樹上の菫―川端康成
唇草―岡本かの子
牡丹の墓―三島由紀夫
マロニエとパリと―岡本かの子〔ほか〕