- 在庫状況:出版社よりお取り寄せ(通常3日〜20日で出荷)
[BOOKデータベースより]
絵本作家でアートディレクターの故・堀内誠一さんが描く、東欧・地中海・メキシコの旅。旅が大好きだった堀内さんが“空とぶ絨緞”で訪れたのは、ギリシャ、ソ連、チュニジア、アルジェリア、イタリア、東ドイツ、メキシコなど、個性的な国々。町の風景、そこに住む人、美術館、食べ物、お祭りなどを、楽しい絵と、ユーモラスで真面目、時に辛辣な語り口で描く。
エーゲ海へ(ミコノス、デロス島;アネテ ほか)
アドリアチックへ(リミニの渚;ヴィツェンツァの劇場 ほか)
ソ連へ(ウクライナ村の入口で;キエフのかえで林 ほか)
マグレブ紀行(チュニスのスーク;カルタゴの跡 ほか)
メキシコ(バザール・サバト;テオティワカン・笛の音 ほか)
東ドイツ(バロックの都・ドレスデン;ライプチヒ ほか)
またイタリアへ
今回、堀内誠一さん関連の本を読み進んで、堀内さんの旅人の側面を知りました。
側面といっても、ご本人の中で仕事と旅の区分けがどこからされていたのかはわかりません。
才能があった方だけに、旅のこともこんな風な本になると、仕事と旅と区分けするのはさらに難しそうです。
旅先からも友人に手紙をたくさん送っていた方だけに、こうした旅行の詳しい内容が雑誌に連載になっていたのも、読者へのサービスであるかのようにも思えます。
こうして、一冊の本として堀内さんの旅の軌跡をたどることができるのもファンとしては嬉しいもの。
この旅の一コマも挿絵や絵本などにも活かされていることでしょう。
堀内さんというと、一度行った場所の地図は時間が経っても書くことができたそうです。
膨大な知識量と共に、絵のセンス、どの本を読んでも堀内誠一さんのすごさを感じてしまいます。
旅行好きな方がいらしたら、堀内さんが旅された頃と今の様子を比べてみるのも楽しそうです。(はなびやさん 40代・愛知県 男の子9歳)
【情報提供・絵本ナビ】