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[BOOKデータベースより]
「赤ちゃんが生まれるの」お母さんがぼくにささやいてから、ぼくは生まれてくる“弟”のことを想像しはじめます。
[日販商品データベースより]「赤ちゃんが生まれるの」。ある日、お母さんがぼくの耳にささやいた。お母さんはどっちもいいと言うけれど、ぼくは弟がいいな…。未来の「弟」の誕生を待つ男の子の期待と不安を温かく軽やかに描いた絵本。
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ママがぼくに「あかちゃんが うまれるの」と耳打ちするところから始まり、赤ちゃんが生まれてぼくがおにいちゃんになるまでのお話です。
最初の子どもが、おにいちゃん、おねえちゃんになる本は、切なさとかいじらしさに溢れているものが多いのですが、この本は、とても明るくて前向き。
ぼくもママもあっけらかーんとしているように思えるほど爽やかです。
ママは必要以上にぼくに気を遣いませんし、ぼくも必要以上に赤ちゃんをライバル視したりしません。
もちろん、「ぼくより あかちゃんの方が かわいいのかなぁ」とすねてみたり、「赤ちゃんのものは17個も買って、ぼくにはミニカーたったの1個」なんて不満を持ったりするのですが、それでもそこにあるのは、カラッとした感じです。
ぼくがいろいろママの様子を観察し、その陰に赤ちゃんの存在を意識しながら、だんだんお兄ちゃんになっていく準備をしていく過程が上手に描かれています。
最後に赤ちゃんに出会ったときは、読者もぼくと一緒に「やったー!」という気持ちになる爽やかな絵本です。(金のりんごさん 40代・神奈川県 女の子12歳、男の子9歳、男の子6歳)
【情報提供・絵本ナビ】