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- クリスマスのまえのばん
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世界傑作絵本シリーズ
Denslow’s night before Christmas.福音館書店
クレメント・C.ムア W.W.デンズロー 渡辺茂男- 価格
- 1,980円(本体1,800円+税)
- 発行年月
- 1996年10月
- 判型
- A4
- ISBN
- 9784834013702
[BOOKデータベースより]
むかし、ニューヨークの町に、畑や果樹園にかこまれた古い灰色の館がありました。そこに学者のクレメント・C.ムーアがすんでいました。1822年のクリスマス前夜のこと、ムーア先生は、子どもたちを喜ばせようと『セントニコラスの訪れ』と題する、たのしい物語詩を書きました。後にサンタクロースとよばれるようになったセントニコラスがクリスマス前夜にやってくるお話です。興奮と喜びにみちたこの物語は、『クリスマスのまえのばん』として、よりよく知られるアメリカの古典となりました。それから80年後の1902年、『オズの魔法使い』の挿絵で知られた巨匠ウィリアム・W.デンスロウが、姪のナンシー・A.ターナーのために『クリスマスのまえのばん』を、愛情をこめて、そして自分の子ども時代の興奮を思い出しながら、絵本に仕立てあげました。読んであげるなら4才から。じぶんで読むなら小学校初級むき。
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クリスマスの前の晩、ひっそりと静まりかえった家の中は何ひとつ動きません。子供たちはベッドの中ですやすやと眠り、砂糖菓子の夢を見ています。母さんも、父さんも冬の夜の眠りについたところです。……その時です、とてもにぎやかな音が外から聞こえてきました。父さんはベッドから跳ね起き、窓辺にさっと駆け寄りました……。
「クリスマスの前の晩のことでした」で始まるクレメント・ムーアの物語詩。1822年のクリスマス前夜、ムーアは子供たちを喜ばせようと『セントニコラスの訪れ』と題する詩を書き、この詩が後に『クリスマスの前の晩』(T was The Night Before Christmas)としてよく知られる米国の古典となりました。今でもクリスマスが近づくとあちらこちらで耳にする口承詩には、クリスマス前夜のワクワクした喜びと不思議な神秘が満ちています。 イラストは1902年、『オズの魔法使い』の挿絵で知られるウィリアム・W・デンスロウが姪のために描き上げたもの。ちょっぴり劇画風でコミカルなスタイルは、100年前の作品とはいえ逆にモダンな印象を与えます。 時代を感じさせる丁寧な布の装丁からは、作り手のまごころが伝わってきます。――(ブラウンあすか)
クレメント・ムーアの「クリスマスのまえのばん」は、いろんな人が絵本にしているクリスマス絵本の定番でしょうか?
訳の違いも面白いのですが、原詩を見ると、渡辺茂男さんの訳が一番オリジナルに近いように思います。
そして、このデンスロウ版の特徴は何といっても絵の楽しさでしょう。
サービス満点で、クリスマスが楽しくなると思います。
サンタクロースのコスチュームがグリーンなのも、何だか新鮮です。(ヒラP21さん 60代・千葉県 )
【情報提供・絵本ナビ】