- 在庫状況:出版社よりお取り寄せ(1週間程度で出荷)
[BOOKデータベースより]
世界遺産・麗江古城、過ぎ去りし、栄光と影の記憶。木王国の故地納西族の古都・麗江で生きいきと暮らす人々を描く滞在記。一九三九年から十年にわたる中国少数民族との生活迫り来る新時代への混乱と変化を綴る。
麗江に到るキャラヴァン旅行
麗江
麗江の市場と酒場
さらなる前進
協同組合のスタート
医療行為
納西族
チベット(蔵)族
崩族、ロロ族と民家族
ラマ教寺院
「天邪鬼」(あまんじゃく)
「心中および『東巴』儀礼」
「婚礼さまざま」
「麗江のお祭り」
「納西族の音楽・芸術と余暇」
「協同組合事業の進展」
「鶴慶の馬賊」
「麗江最後の日々」
チベットやインドとの商業・流通の拠点として栄えた中国・雲南省、麗江。1940年代の雲南には多くの少数民族が集まり、小さな王国も多数あった。そこには独自の習慣、風習、儀礼、音楽、生活があった。ロシア生まれの旅行家・探検家・著作家、ピーター・グゥラートによる中国・雲南省、納西族の地、麗江での滞在記が本書である。「辺境の暗黒地帯」とまで言われていた雲南省、麗江に自ら望んで赴任。その地にとけこみながら過ごした10年にわたる滞在記。著者がそれまで経験したことのないさまざまな文化に出会うが、決して、観察者としてではなく、そこに暮らす住人として、人々と交流しその様子を記録した文章を、訳者ならではの生き生きとした日本語で描き出した。当時の様子を記録した写真や、文中に登場する人物の写真も収載。当時の複雑な文化的、政治的背景や民族の事情などの詳細な注も付した。