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[BOOKデータベースより]
著者は人への医療の過剰な介入について、警鐘を鳴らしてきた。がん治療をはじめ、何をどのように変えたいと思ってきたのか?なぜ、がんを治療せず、放置したほうがいいと思うようになってきたのか?その考え方の根本を聞く。患者として人として自立し、必要な医療を、自分の意志で選ぶために―近藤誠医師のがんという病気をめぐる講義録であり、近藤理論のわかりやすい入門書である。
何を変えたいと思っていたのか?
[日販商品データベースより]がん治療はどのように進んできたか?
放射線治療のはじまり
抗がん剤のはじまりについて
医学教育について
検診の有効性
過剰診断
がんの診断法
がんの解析法
エビデンスの使い方
感染症と予防
痛みと鎮静
放置療法にいたるまで
病院に近づかない
クスリやワクチンにも近づかない
がんの新療法はあるのか?
皆保険のジレンマ
医者の役割
何が安心を生むのか?
終末期医療について
日本人が長生きになったのは、衛生環境と栄養状態がよくなったことによる。医学の進歩は、数ある原因の一つ。近代化により、私たちの暮らしは飛躍的に便利になり、家事をはじめとする身の回りの数々を他者に委ねてきた。そして、その中に健康管理も含まれる。風邪をひいたら医者に行き、どこかが痛いと言ってはレントゲンを撮る。本来、生き物として、人間が当然やってきたことを、医療の中に囲もうとしている。
著者は人への医療の過剰な介入について、警鐘を鳴らしてきた。がん治療をはじめ、何をどのように変えたいと思ってきたのか? なぜ、がんを治療せず、放置したほうがいいと思うようになってきたのか? その考え方の根本を聞く。
患者として人として自立し、必要な医療を、自分の意志で選ぶために――近藤誠医師のがんという病気をめぐる講義録であり、近藤理論のわかりやすい入門書である。