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- 昔話はなぜ、お爺さんとお婆さんが主役なのか
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- 価格
- 814円(本体740円+税)
- 発行年月
- 2016年12月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784794222466
[BOOKデータベースより]
昔話に登場するお爺さんとお婆さん。彼らは、頼れる子も孫もおらず、食べていくために日々働くしかない。これは前近代の老人たちが置かれた現実そのものだった…。六万話にも及ぶ日本全国の昔話や、昔話と密な関係にある古典文学に描かれた老人像を追い、昔の老人たちの実態に迫る。貧しさと孤独、老いらくの恋、終活など、現代の高齢者にも通じうる先人たちの生きざまが明らかになる、異色の老人論。
昔の老人の人生
昔話の老人は、なぜ働き者なのか
昔話の老人は、なぜ「子がいない」のか
家族の中の老人の孤独
古典文学の中の「婚活じじい」と「零落ばばあ」
昔話に隠された性
古典文学の老いらくの恋と性
古典文学の中の「同性愛」の老人たち
昔話は犯罪だらけ
自殺や自傷行為で「極楽往生」?
老いは醜い
閉塞状況を打開する老人パワー
「社会のお荷物」が力を発揮する時
昔話ではなぜ「良い爺」の隣に「悪い爺」がいるのか
昔話はなぜ語り継がれるのか
昔話と古典文学にみる「アンチエイジング」
実在したイカす老人
"七十過ぎても“婚活""!
姥捨て山に捨てられても、みごと生還!
極楽往生したくて、井戸にダイブ!
……昔の老人はやばかった!!
『舌切り雀』『浦島太郎』『源氏物語』…などの
昔話や古典文学に描かれた「老人像」を追い、
「昔の老人の知られざる生態」に迫るユニークな本!
前著『本当はひどかった昔の日本』が話題をよんだ
古典エッセイストの著者が初挑戦した異色の老人論。
「昔話には、なぜ老人が多く登場するのか?」
という素朴な疑問を出発点に、
全国に残る六万話もの昔話から、古典文学までを徹底分析。
古代から江戸時代までの「老人たち」の
日々の暮らしや子や孫との関係、仕事、色恋、同性愛、犯罪、最晩年…までを
解き明かします!"
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★香川に伝わる「浦島太郎」は、八十の老母と暮らす四十路の独身男!
★昔話ではなぜ、「良い爺」の隣に「悪い爺」が住んでいるのか?
★古典文学には「婚活じじい&零落ばばあ」がいっぱい! その訳は?
★平安時代、女は四十過ぎてもまだ若い! 江戸時代は三十でババア扱い!
★なぜ鬼爺とは言わず、「鬼婆」と言うのか?
……などなど