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- 異端の統計学ベイズ
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The theory that would not die.
- 価格
- 2,640円(本体2,400円+税)
- 発行年月
- 2013年10月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784794220011
[BOOKデータベースより]
機械翻訳や人工知能から意志決定理論、暗号解読や遭難船捜索、画像解析、ビッグデータ解析など、現在、多分野で注目集めるベイズ統計。しかし、実はその二五〇年余の歴史の大半において、学界では異端視されてきた―。異端の理論はいかにして先端の理論となったか?初めて物語られる、ベイズ統計の数奇な遍歴!
第1部 黎明期の毀誉褒貶(発見者に見捨てられた大発見;「ベイズの法則」を完成させた男;ベイズの法則への激しい批判)
第2部 第二次大戦時代(ベイズ、戦争の英雄となる;再び忌むべき存在となる)
第3部 ベイズ再興を志した人々(保険数理士の世界からはじまった反撃;ベイズを体系化し哲学とした三人;ベイズ、肺がんの原因を発見する;冷戦下の未知のリスクをはかる;ベイズ派の巻き返しと論争の激化)
第4部 ベイズが実力を発揮しはじめる(意思決定にベイズを使う;フェデラリスト・ペーパーズを書いたのは誰か;大統領選の速報を支えたベイズ;スリーマイル島原発事故を予見;海に消えた水爆や潜水艦を探す)
第5部 何がベイズに勝利をもたらしたか(決定的なブレークスルー;世界を変えつつあるベイズ統計学)
現在、多分野で注目を集めるベイズ統計。しかし、実はその250年余の歴史の大半において、学界では異端視されてきた。その理論はいかにして先端の理論となったか。初めて物語られる、ベイズ統計の数奇な遍歴。
◎Googleの機械翻訳、迷惑メール除去など身近なITに利用されている
◎暗号解読、砲撃術、潜水艦探査など軍事で大活躍。でも機密扱いに
◎電話網の管理、損害保険料の算定など、産業界での利用で生きのびる
◎統計学界を牛耳っていた「頻度主義者」が「ベイズ派」を異端視
◎コンピュータの進歩・普及がベイズ統計の劣勢を大逆転させた