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[BOOKデータベースより]
戦後文学の陥穽を衝く!人間性=主体性の回復をめざした日本戦後文学。しかし、そこに今次大戦の根本原因があるのだとしたら?武田泰淳・大江健三郎・小島信夫の作品に表われた「動物」の表象を手がかりに、文学そして共同体の再生を企図する、気鋭の力作。
なぜ動物なのか?
第1部 武田泰淳―国家の戦争と動物(「審判」―「自覚」の特権性を問う;『風媒花』―抵抗の複数性を求めて ほか)
第2部 大江健三郎―動物を殺害する人間(「奇妙な仕事」―動物とファシズム;「飼育」―言葉を奪われた動物 ほか)
第3部 小島信夫―家庭を撹乱する動物(「馬」―戦後家庭の失調;『墓碑銘』―軍事化の道程 ほか)
第4部 動物との共生へ(『富士』―狂気と動物;『万延元年のフットボール』―傍らに寄り添う動物 ほか)
非対称的な倫理