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[BOOKデータベースより]
言葉遊び、視覚的企み、まことしやかな事典、入れ子構造…小説の可能性を果敢に切り拓く「実験小説」のタイプ毎に、特徴、読みどころ、オススメ作品まで紹介する初のガイド。
実験小説とは
[日販商品データベースより]現代文学の起点―ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』(1922)
詩+註釈=小説―ウラジーミル・ナボコフ『青白い炎』(1962)
どの順番に読むか?―フリオ・コルタサル『石蹴り遊び』(1963)
文字の迷宮―ウォルター・アビッシュ『アルファベット式のアフリカ』(1974)
卜書きのない戯曲―ウィリアム・ギャディス『JR』(1975)
2人称の小説―イタロ・カルヴィーノ『冬の夜ひとりの旅人が』(1979)
事典からあふれる幻想―ミロラド・パヴィチ『ハザール事典』(1984)
実験小説に見えない実験小説―ハリー・マシューズ『シガレット』(1987)
脚注の付いた超スローモーション小説―ニコルソン・ベイカー『中二階』(1988)
逆語り小説―マーティン・エイミス『時の矢』(1991)
独り言の群れ―エヴァン・ダーラ『失われたスクラップブック』(1995)
幽霊屋敷の探検記?―マーク・Z・ダニエレブスキー『紙葉の家』(2000)
これは小説か?―デイヴィッド・マークソン『これは小説ではない』(2001)
サンドイッチ構造―デイヴィッド・ミッチェル『クラウド・アトラス』(2004)
ビジュアル・ライティング―ジョナサン・サフラン・フォア『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』(2005)
擬似小説執筆プログラム―円城塔『これはペンです』(2011)
どちらから読むか?―アリ・スミス『両方になる』
気鋭のピンチョン研究者にして
現代アメリカ小説の翻訳も
精力的に手がける“目利き”が
いざなう“実験小説”ガイド!
登場人物がいて、順序だったあらすじがあって……
といういわゆる「普通の小説」の枠組みや手法を
あえて壊したり、ずらしたり、逸脱したりしながら、
小説のさらなる表現の可能性を広げるために
「創作上の実験的な試み」がなされた「実験小説」。
実験小説って聞くとワクワクする♪という人だけでなく、
なんかコワい……、何を読んだらいいのかわからない、
食わず嫌い、というあなたにも贈ります。
実験小説のさまざまなタイプを切り口に、主な作品の
読みどころと、一連のおすすめ作品リストを掲載。
実験小説に特化した初のガイド本を手に、
めくるめく実験小説の世界へ!