- パブリック・ヒストリーの実践
-
オルタナティブで多声的な歴史を紡ぐ
慶應義塾大学東アジア研究所叢書
- 価格
- 4,950円(本体4,500円+税)
- 発行年月
- 2025年01月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784766430059
[BOOKデータベースより]
一般市民が担う歴史実践から新たな視野をひらく。学問が歴史を占有せず、人びとと共に人びとの歴史を作り上げていく営みである「パブリック・ヒストリー」。声なき声を聴くその実践から、共生の可能性を考える。
第1部 「パブリック・ヒストリー」の論点(堆積するオルタナティブな歴史と記憶;歴史における二つの「公」)
第2部 実践に埋め込まれた歴史(共鳴する親子ラジオ―アメリカ統治下沖縄のラジオ放送が紡いだもう一つの歴史;ロシアの「チャストゥーシカ」と歴史実践;東日本大震災の災害伝承施設とパブリック・ヒストリー―Google Mapsレビューデータから紡がれる声)
第3部 語りづらさを超えて(何のためなら災禍をめぐる経験を語れるのか?―映像制作を通して共に考える;「語らない」から「語りだす」へ―満洲引揚者・土屋洸子の戦後経験に着目して)
第4部 誰が歴史を紡ぐのか(ひきこもりのパブリック・ヒストリーの可能性と不可能性;宗教的経験と「歴史」実践のあいだ―セネガルのスーフィー教団を事例として;パブリック・ヒストリーからジェノサイドへ―パレスチナ/イスラエルにまつわる歴史実践の相克)
第5部 歴史実践を生み出す(住み継ぐまちづくりに向けた「住まいの記憶史調査」の活用方策;四国遍路につつまれて―自己の死と歴史実践としての蘇生)
・一般市民が担う歴史実践から、新たな視野をひらく。
・学問が歴史を占有せず、人びとと共に、人びとの歴史を作り上げていく営みである「パブリック・ヒストリー」。
・声なき声を聴くその歴史実践から、共生の可能性を考える。
従来の「アカデミック・ヒストリー」へのオルタナティブな方法論として登場した「パブリック・ヒストリー」。その理論的な枠組みを解説したうえで、日本国内からアフリカまでさまざまな地域・時代にわたる研究実践を紹介。さらに方法論そのものを再検討する論文を収載することで、学問分野の新たな視座をひらく一冊。
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