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- ジョン・ラスキンと地の大聖堂
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John Ruskin et les cathe´drales de la Terre.
慶應義塾大学出版会
アンドレ・エラール 秋山康男 大社貞子
- 価格
- 6,380円(本体5,800円+税)
- 発行年月
- 2010年07月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784766417494
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[BOOKデータベースより]
「ヴェネツィアとシャモニーは、私にとってこの地上における二つの目的地だ」。ジョン・ラスキンがシャモニーを初めて訪れたのは14歳のとき。以後、生涯にわたり幾度となくシャモニーに足を運び、山の美と神秘を追究し続けた。近代登山の誕生した時代、「美の先導者」はどのように山と生き、山を理解したか。ラスキンとシャモニーと山という歴史全体を遡り、ラスキンの知られざる「生」を再発見する。
第1部 山の発見へ(一八二三‐一八三五年)(青い山々;あそこに、エギーユが!(一八三三年);とどまれ、とどまれ、そして眺めよ、あれはシャモニーだから!(一八三五年))
[日販商品データベースより]第2部 ソシュール、ターナー、クーテットを道案内として(一八四二‐一八四四年)(私がしたい仕事…(一八四一‐一八四二年);夜明けに孤立した山の頂上に立ち給え…(一八四三年) ほか)
第3部 ヴェネツィアとシャモニーのあいだ…(一八四五‐一八五六年)(私の本当の国…(一八四五‐一八四六年);シャモニーでは革命はなかった(一八四七‐一八四九年) ほか)
第4部 失われ、見出されたシャモニー(一八五六‐一八八八年)(シャモニーは完全に汚染された(一八五六‐一八六五年);アルパイン・クラブの紳士たち…(一八六五年) ほか)
「山は、自然の造りし大聖堂である」
▼詩人、画家、美術批評家、地質学者、社会思想家−−ジョン・ラスキンは19世紀の思想・芸術において最も影響を及ぼした人物の一人である。
▼ラスキンが愛した土地は、水の都ヴェネツィアとアルプスの山々に抱かれる町シャモニーであった。彼はシャモニーへ幾度となく訪れ、山について地質学的研究を試みながら、水彩画、版画、銀板写真などで山岳美を表現しつづけた。
▼19世紀、近代登山誕生の時代、「美の先導者」はどのように山と生き、山を理解したか。アルプスを舞台にラスキンの人生を辿る、異色の評伝。図版多数。