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- 東アジアにおける公共性の変容
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- 価格
- 5,720円(本体5,200円+税)
- 発行年月
- 2010年06月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784766417456
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[BOOKデータベースより]
東アジアという世界を中心に、社会秩序の根幹をなす「公共性」という視点から社会文化間の比較研究をおこない、グローバリゼーションのなかで変容を迫られている公共性のあり方を論じる。
第1部 東アジアの公共性の概念の重層と変容(公共性の比較社会学;「新しい公共性」論へ―実証的社会学からの提案;伝統的家族制度と「公」「私」の観念―中国と日本の社会比較を通じて;台湾における市民的公共性の構築を巡る学術と政策の動向―陳其南の「公民社会」論とその政策的実践を手掛かりに)
[日販商品データベースより]第2部 東アジアの公共性の諸相(中国人のペイメント感覚と公私関係―公共観とペイメントシステムの変遷;中国における人口政策の変遷と公共観の変貌;日台の高速鉄道公共輸送の比較―パラダイムキャッチアップのタイムラグに見る公共性の差異;中国都市の公共空間試論―ギルド会館、広場、住宅団地および「公共建築」をめぐって;ベトナムにおける“公共性”―戦争・都市・市場経済;韓国の放送制度にみる公共性の変化)
第3部 東アジアの公共性の基層と変貌(村落合併から考える中国農村の「公」;日常生活から考える中国の公共性;18‐20世紀の北京における下水道・糞尿処理にみる公共観;中国の地方都市における公共性の一側面―『漁民』の廟の活動を事例として;中国貴州省の観光化と公共性―ミャオ族の民族衣裳を中心として)
第4部 外国系住民と公共性の交錯(北東アジアのグローバル化―エスニシティとナショナリズムの交錯を考える;サンフランシスコの華人新移民団体における相互扶助の公共性:福建会館を事例に;外国人集住地域における「ローカルな公共性の再構築」が意味するもの―日系ブラジル人の集団団地の事例から;EUにおける人の越境移動と公共性―重層化する公共空間と移民外交(Migration Diplomacy))
東アジアの伝統的な「公共性」概念の変化。
▼「公共性の比較社会学」を実践するべく、「公−私関係」や「官−民関係」を分析軸として、日本・中国・台湾・韓国・ベトナムの「公共性」の基層と諸相、さらにその変貌について実証的に論じる。
▼人口政策、公共輸送、住宅団地、放送制度、下水道、村落合併、観光化などさまざまな切り口から、生活に根ざした「公共性」を検討する。