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[BOOKデータベースより]
人口構成の急激な変化に直面し、貧富の差の拡大や文化戦争など、国内には二極化の危機を抱える一方で、対外的には冷戦体制の崩壊から9.11を契機とするテロとの戦いへという転換点を迎え、ナショナル・アイデンティティの再考を迫られる超大国アメリカ。本書では、「マイノリティ」の過去をめぐる法廷闘争や歴史保存、戦争映画や大衆演劇といった「表象芸術」にみる記憶表現、さらにはワシントンD.C.やニューヨークなどの「コミュニティ」における共通記憶の実態から民主主義の強度を分析。記憶の創出をめぐる多様な分析から、みずからの過去と真摯に向き合い、集団的記憶の再構築に挑む、超大国アメリカの課題を浮き彫りにし、その行方を問う。
序論 記憶と未来―二一世紀アメリカの動向をどう読み解くか
[日販商品データベースより]第1部 マイノリティをめぐる過去の清算(奴隷制度補償運動―謝罪、賠償、記憶;生まれ変わる古戦場―カスター神話の解体と先住インディアンの記憶の復権)
第2部 記憶装置としての映画と演劇(アメリカ映画史にみる戦争の記憶;舞台が再構築するアメリカ・インディアンの表象)
第3部 アメリカン・デモクラシーの行方(ワシントンD.C.における土着文化―自治権と黒人の差別問題をめぐって;デモクラシー、暴力、イノセンス―テロの時代における記憶の民主化と愛国主義)
「マイノリティ」の過去をめぐる闘争、「表象芸術」に みる記憶表現、「コミュニティ」における共通記憶の実 態。記憶の創出をめぐる多様な分析から、自らの過去と 真摯に向き合い、集団的記憶の再構築に挑む超大国アメ リカの本質を探り、その行方を問う。