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[BOOKデータベースより]
精神分析における恥の議論とは、多くの関心の流れが交錯して次々と網目を作るところであり、恥の文化(辱めの文化)と言われる日本においてもともと盛んだった。ただし、その発生論は、恥に対して過剰反応する日本文化の外に出た方が民俗の神経症として見えやすい。本書では、米国の臨床体験を引用しながら、日本と米国が出会う場所として、恥の議論を展開している。
第1部 恥と自己愛のイントロダクション(恥と対人恐怖の病理;精神分析から見た対人恐怖 ほか)
第2部 恥と自己愛をめぐる5つの精神分析的考察(恥と「過敏型」自己愛の病理;「過敏型」自己愛人格障害における罪悪感とエディプス葛藤 ほか)
第3部 恥と自己愛についての各論(臨床家の自己愛;恥と生理学 ほか)