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[BOOKデータベースより]
外ではベトナム戦争、民主の夢を断つソ連のチェコ侵入、内では全共闘の嵐吹く昭和四十三年夏―。明治様式の西洋館で百六歳の老婆が死んだ。館に住む、三組の女の双子の謎を秘めた三家族、三世代の血族たちに、禍い遺言を残して。一年後、神秘に彩られ、つぎつぎ起こる“顔のない被害者”の殺人。時を溯り、フランス王家の鮮血に染まる暮色の呪い甦るなかで…。