[BOOKデータベースより]
誰もが望まなかった対米戦争になぜ踏み切ったのか。日中戦争の収拾が見通せず、米国との対立が深まる中、「国策」決定の中枢を担った陸海軍の幕僚たち。精神論を排したはずの彼らは何ゆえ誤ったのか。開戦の真実に迫る。
序章 陸軍中央幕僚の群像
第1章 国家の曲がり角―一九四〇年
第2章 「南進」と日米交渉
第3章 新国策の決定
第4章 「関特演」と幕僚たち
第5章 全面禁輸への反応
第6章 九月六日の御前会議
第7章 東条内閣と幕僚たち
第8章 最後の決断
終章 その遺産と負債
なぜ望まなかった対米戦争に踏み切ったのか。日中戦争の収拾が見通せず、米国との対立が深まる中、「国策」決定の中枢を担った陸海軍の幕僚たち。精神論を排したはずの彼らは何ゆえ誤ったのか。開戦の真実に迫る。
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なぜ無謀な戦争に踏み切ったのか?「国策」決定の中枢を担った陸海軍幕僚たちの行動の軌跡を追い、開戦の真実に迫る。 プロローグ/序章陸軍中央幕僚の群像(「軍部支配」の構造/組織と人事/幕僚たちと政策決定)/国家の曲がり角―一九四〇年(ヨーロッパ戦争と不介入政策/「自主的撤兵論」の後退/汪工作と桐工作―「汪・?合作」への願望/「南進」への旋回/三国同盟に期待するもの/「局地解決主義」の破綻/「長期大持久戦」と「南進」の結合/「東亜戦争」の予感)/「南進」と日米交渉(南部仏印への触手/「四国協商」への期待―松岡訪欧/新南方政策―武力行使の条件/「南方施策要綱」の虚像と実像/「日米了解案」の功罪/仏印進駐をめぐる葛藤―松岡と幕僚たち/南部仏印進駐の決定)/新国策の決定(独ソ開戦情報と「国論沸騰」/軍務局の対応/武力行使「決意」をめぐって/「対英米戦を辞せず」の文脈)/「関特演」と幕僚たち(北方「決意」/北方進攻の圧力/政変への対応/北方外交の功罪)/全面禁輸への反応(仏印進駐のプログラム/全面禁輸への対応/参謀本部の反応/苦悩の日々/「国策要綱」隘路/頂上会談の構想)/九月六日の御前会議(決意の「凝固」/「戦争決意」をめぐって/「防共駐兵」/「帝国国策遂行要領」の決定)/東条内閣と幕僚たち(「政戦の転機」/対米提案をめぐる応酬/駐兵をめぐる論争/荻窪会談)/最後の決断(「開戦内閣」?/国策再検討/海軍の決断/対米交渉「甲・乙案」/「サイ」は投ぜられんことを/作戦準備の圧力/ハル・ノートは「天佑」)/終章その遺産と負債(対外危機と政策決定―幕僚たちの役割/幕僚たちの戦争シナリオ/国際危機と国内危機/幕僚たちの戦後)/誰も望まなかった対米開戦