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- 理性の行方ハーバーマスと批判理論
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- 価格
- 4,180円(本体3,800円+税)
- 発行年月
- 2014年06月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784624932619
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【2014年06月発売】
[BOOKデータベースより]
フランクフルト学派第二世代の理論的旗手ユルゲン・ハーバーマスの主著『公共性の構造転換』『コミュニケーション的行為の理論』『事実性と妥当性』をはじめとする主要著作の思考の射程と可能性を探り、その理論の全容をくまなく追尋したいまは亡き哲学徒の渾身のハーバーマス論。生前の「未来」連載をもとに、最後まで完成へむけて精進の跡をとどめた探究がようやくここに集約される。
序章 近代の行く末
[日販商品データベースより]第1章 公共圏へのまなざし
第2章 行為とコミュニケーション
第3章 方法としての反省概念
第4章 時代診断としての批判理論―ハーバーマスの現代社会論
第5章 熟議民主主義の地平
昨年十二月に惜しまれて亡くなられた著者の長年にわたるハーバーマス研究の成果。本誌に二十一回にわたって連載され話題を呼んだ長篇論考に亡くなる直前まで徹底的な改稿を加え、ハーバーマスの思想の全体像を明快に描き出した渾身の力作。旧稿をさらに改稿して全体の問題設定として据えた「序章 近代の行く末」と、付録としてハーバーマスにかんする論文等三篇、ほかに追悼文四篇を収録し、著者のハーバーマスへの取組みを立体的に再構成した。
【目次】
刊行にあたって
序章 近代の行く末
はじめに/一 啓蒙的解放と市民的公共圏/二 文化的近代の現実と可能性/三 社会的近代の現実と可能性/むすびにかえて
第一章 公共圏へのまなざし
はじめに/一 公共圏の基礎概念/二 公共圏論の基本モティーフ/三 残された問題
第二章 行為とコミュニケーション
はじめ/一 行為論の基本性格――労働と相互行為をめぐって/二 行為論の転換@――成果指向と了解指向/三 行為論の転換A――討議と行為/むすびにかえて――言語使用の諸相
第三章 方法としての反省概念
はじめに/一 自己反省の概念/二 「自己批判」の優位/三 「合理的再構成」の優位/四 合理的再構成と自己批判の補完関係――むすびに代えて
第四章 時代診断としての批判理論――ハーバーマスの現代社会論
一 普遍的疎外論の地平/二 疎外論の再構成とそのアポリア
第五章 熟議民主主義の地平
一 法の事実性と妥当性/二 権利と法/三 法と権力/四 熟議的政治の基本的特徴/五 市民的公共圏の政治的意味/六 熟議民主主義と権力循環/七 権力の対抗的循環
付論・付録
公共圏論の原像と変容/ハーバーマスの言語観/近代化と西欧近代の普遍主義的意味/追悼・木前利秋(上村忠男・岩崎稔・亀山俊朗・西谷能英)