- ヘテロトピアの思考
-
- 価格
- 3,080円(本体2,800円+税)
- 発行年月
- 1996年03月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784624932336
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[BOOKデータベースより]
ユートピアのような非在の場所ではなく、実在の場所でありながら他のすべての実在の場所に異議を唱える反場所、ヘテロトピア。現代世界における境界知識人、E・サイードをめぐる表題論考を端緒に三木清とヘーゲルにおける「関係と超越」、国家総動員体制の思想的根拠、さらには、映画『ショアー』が提起する歴史の「記憶」と「証言」の問題まで、ヘテロトピア的立場から近代知を批判し言説の異他なる反場所を模索する人文諸科学への最新メッセージ。
ヘテロトピアの思考
[日販商品データベースより]言説の異他なる反場所へ
絶対の無はいずこに
ヘーゲル論理学の「失われた弁証法」をめぐって
全体国家とエコポリティクスの思想
凍てついた記憶
映画『ショアー』に見る「状況の演劇」の現在
歴史と証言
炸裂する歴史認識
同一性への欲望と「外部」の思考〔ほか〕
サイード、三木清、ヘーゲルを論じ、さらには映画「ショアー」が提起する歴史の《記憶》と《証言》の問題まで、言説の異他なる反場所、ヘテロトピア的立場から近代知を批判する。
目次
まえがき
I
ヘテロトピアの思考
言説の異他なる反場所ヘ
II
絶対の無はいずこに──三木清『構想力の論理』における超越の問題
ヘーゲル論理学の「失われた弁証法」をめぐって──ベルトランド・スパヴェンタの解釈とその意義
全体国家とエコポリティクスの思想──その大熊信行の場合に見る可能性について
III
凍てついた記憶
映画『ショアー』に見る〈状況の演劇〉の現在
歴史と証言──多木浩二氏との対話
炸裂する歴史認識
同一性ヘの欲望と「外部」の思考
IV
フォイエルバッハからの出発
マックス・ウェーバー再考
パレート的実証主義の意味するもの
若き保守主義者の大胆仮説
ある社会史家の軌跡
新しい文化史の試み
サイコヒストリーへの誘い
ビブリオグラフィティ(1986─1994)