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[日販商品データベースより]
現代スペイン美術の巨匠ミケル・バルセロは世界的にも知られた大画家だが、なぜか日本ではまだ広く知られていない。この作家と親しい表象文化論専攻の著者が、作家の生まれ故郷のマジョルカ島やパリを訪ねてその交流を綴り、その作品の魅力をあますところなく語る本邦初のミケル・バルセロ紹介の書。カラー口絵19枚ほか図版多数収録。
【目次より】
ブリーチによるポートレート/ミケルとの出会い/メルロ=ポンティ『眼と精神』について/「美しい暴力」としての絵画(ミケルのパリのアトリエ)/「ものが見えるという謎」/シロアリの絵画/ホワイト・ペインティング(イヴリーのアトリエ)、煤の絵画/「タジ・マハール」、ヒマラヤの旅/マジョルカ島の歴史と文化/画家の自画像/地図と絵画/ライモンド・ルルス/アフリカ、水彩画と陶器/「パソ・ドブレ」(ジョゼフ・ナジとともに)/「絵画の火」/絵画・野生の歴史/豚の屠殺の儀式/マジョルカ島・フェルリュツ/『禿げ山の一夜』(ミシェル・ビュトールとともに)/ヴィラフランカの陶器のアトリエ/パルマの大聖堂・サン・ペールの礼拝堂/ウィーンの春(あとがきに換えて)