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[日販商品データベースより]
あるときは故郷・出雲にはぐくまれた「母語」をみつめ、またあるときは言葉のイカダを組んで大海へとこぎ出す。戒名に心を奪われつつ、「さよなら」に別れを告げる一方で、共同翻訳の顛末を振り返る。若者と向き合い、その刺激をたっぷりと浴びながら、柳田国男や木下順二、宮沢賢治の遺した「言葉」に思いを馳せる毎日。
目次
流れるイカダ
ボクの将来
私の領分は出雲弁 …私の母語1
旅伏山が暗んだ …私の母語2
オカッツァンの話 …私の母語3
あの世の名前
「さよなら」をめぐる小トリップ
『美術の物語』の翻訳チーム誕生まで …翻訳大旅行1
文体作りのすったもんだ …翻訳大旅行2
フォルムとマチエールの解体 …翻訳大旅行3
食うことの本たち
柳田国男と「新語」 …「正しい日本語」というユーレイ1
クソババア一家の愛 …「正しい日本語」というユーレイ2
木下順二は人民の敵か …「正しい日本語」というユーレイ3
「あんもち」か「あんもつ」か …「正しい日本語」というユーレイ4
「ウソ」「マジ」考
人語を話す猫のこと
言葉のムチ
気象通報の時間
描かれた言葉の喚起力──文学者としての柳田国男
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長谷川摂子さんのエッセイです。
長谷川摂子さん、作品を読むたびに言葉の響きにとても鋭敏な方なんだろうなと思っていました。
今回この本を読んでみてやはりと思いました。
言葉に関することにもとても敏感なことがわかりました。
特に印象に残っているのは、幸田文を心の姑と表現されていたことです。
確かに、幸田文の文を読むと背筋をぴーんと伸ばしてきちんと生きなければという気がしてきます。
絵本や児童文学に関しては作家さんの本が少ないので、とても参考になりました。(はなびやさん 40代・愛知県 男の子8歳)
【情報提供・絵本ナビ】