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[BOOKデータベースより]
教育は、子どもたち一人ひとりが自らの内に人と世のよりよい未来を孕む文化であった。教育基本法の「改訂」は、そういう「未来」や子どもたちの「文化」に対する政治の侵犯であった。「戦後教育」はその命脈を断たれた。制度のうえでも亡んだも同然である。本書は、その弔詩として書かれた。
1 「戦後教育」の初心
[日販商品データベースより]2 一少年の見た夢―「善さ」を競い合う世
3 生活綴方教育の二人―東井義雄と近藤益雄
4 「文化国家」から経済大国へ―忘れやすいわれら
5 現代の闇と光
「教育は、子どもたち一人ひとりが自らの内に人と世のよりよい未来を孕む文化であった。/教育基本法の『改訂』は、そういう『未来』や子どもたちの『文化』に対する政治の侵犯であった。『戦後教育』はその命脈を断たれた。制度のうえでも亡んだも同然である。(略)しかしそれにも拘わらず、決して滅せぬもののあることをわきまえておきたい。それは子どもたち一人ひとりが持って生まれてきた命の底の『生命記憶』である。(略)/教育の再生のために、あらためて1950年代の教育をふり返って子どもの『いのち』の本姿をみつめ直したい。」
「いま」だからこそ、私たちが読むべき1冊。
目次
一 「戦後教育」の初心
二 一少年の見た夢――「善さ」を競い合う世
三 生活綴方教育の二人――東井義雄と近藤益雄
四 「文化国家」から経済大国へ――忘れやすいわれら
五 現代の闇と光