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『ドイツとロシア』再考
未来社 肥前栄一
点
ヨーロッパ比較社会経済史研究の碩学によるドイツとロシアの農村社会をめぐる研究成果。ヨーロッパを東西に分割する聖ペテルブルク‐トリエステ線についての視点移動をふくむ新たな知見を導入するとともに、マルクス・ヴェーバー・ハックストハウゼン・レーニンらの理論と研究を検討しながらドイツとロシアの農村にみられる歴史的・構造的な相違を明らかにし、その後のヨーロッパの歴史・社会の展開を鮮やかに跡づける。
序 エルベ河から「聖ペテルブルク‐トリエステ線」へ―比較社会経済史の視点移動1 ドイツの農民とロシアの農民―史的比較の試み(家族および共同体から見たヨーロッパ農民社会の特質―社会経済史的接近;北西ドイツ農村定住史の特質―農民屋敷地に焦点をあてて ほか)2 ハックストハウゼン、マルクス、ヴェーバー―独露比較の視点から(農政史家としてのアウグスト・フォン・ハックストハウゼン;ハックストハウゼンのドイツ農政論―農民身分の定住様式把握を中心として ほか)3 書評(若尾祐司『ドイツ奉公人の社会史―近代家族の成立』;M・E・フォーカス『ロシアの工業化一七〇〇‐一九一四』 ほか)4 チャティップ・ナートスパー(チャティップ・ナートスパーのタイ村落共同体論―翻訳と解題;チャティップさんと私)
一九八六年の日経経済図書文化賞を受賞した前作『ドイツとロシア──比較社会経済史の一領域』以後に発表されたドイツとロシアの農村社会をめぐるさまざまな論考を中心に編集されたヨーロッパ比較社会経済史の碩学による一大研究成果。ヨーロッパを東西に分割する聖ペテルブルク-トリエステ線についての視点移動をふくむ新たな知見を導入するとともに、マルクス・ウェーバー・ハックストハウゼン・レーニンらの理論と研究を検討しながらドイツとロシアの農村にみられる歴史的・構造的な相違を明らかにし、その後のヨーロッパの歴史・社会の展開を鮮やかに跡づける。この分野における業績をつぶさに検討した書評論文、タイの経済学者の仕事を紹介した翻訳・エッセイもあわせて収録する。目次I ドイツの農民とロシアの農民──史的比較の試み── 1 家族および共同体から見たヨーロッパ農民社会の特質──社会経済史的接近── 2 北西ドイツ農村定住史の特質──農民屋敷地に焦点をあてて── 3 帝政ロシアの農民世帯の一側面──女性の財産的地位をめぐって── 4 家族史から見たロシアとヨーロッパ――ミッテラウアーの所説に寄せて―― 5 マックス・ヴェーバーの農業労働者調査報告=『東エルベ・ドイツにおける農業労働者の状態』(一八九二年) 6 マックス・ヴェーバーのロシア革命論――ロシアにおける国家と市民――III 書 評 1 若尾祐司『ドイツ奉公人の社会史──近代家族の成立──』 2 M・E・フォーカス著/大河内暁男監訳/岸智子訳『ロシアの工業化一七〇〇―一九一四』 3 小島修一『ロシア農業思想史の研究』 4 鳥山成人『ロシア・東欧の国家と社会』 5 鈴木健夫『帝政ロシアの共同体と農民』 6 豊永泰子『ドイツ農村におけるナチズムへの道』 7 田中真晴『ウェーバー研究の諸論点──経済学史との関連で──』 8 オスカー・ハレツキ著/鶴島博和他訳『ヨ
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1位
又吉直樹
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2015年03月発売】
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[BOOKデータベースより]
ヨーロッパ比較社会経済史研究の碩学によるドイツとロシアの農村社会をめぐる研究成果。ヨーロッパを東西に分割する聖ペテルブルク‐トリエステ線についての視点移動をふくむ新たな知見を導入するとともに、マルクス・ヴェーバー・ハックストハウゼン・レーニンらの理論と研究を検討しながらドイツとロシアの農村にみられる歴史的・構造的な相違を明らかにし、その後のヨーロッパの歴史・社会の展開を鮮やかに跡づける。
序 エルベ河から「聖ペテルブルク‐トリエステ線」へ―比較社会経済史の視点移動
[日販商品データベースより]1 ドイツの農民とロシアの農民―史的比較の試み(家族および共同体から見たヨーロッパ農民社会の特質―社会経済史的接近;北西ドイツ農村定住史の特質―農民屋敷地に焦点をあてて ほか)
2 ハックストハウゼン、マルクス、ヴェーバー―独露比較の視点から(農政史家としてのアウグスト・フォン・ハックストハウゼン;ハックストハウゼンのドイツ農政論―農民身分の定住様式把握を中心として ほか)
3 書評(若尾祐司『ドイツ奉公人の社会史―近代家族の成立』;M・E・フォーカス『ロシアの工業化一七〇〇‐一九一四』 ほか)
4 チャティップ・ナートスパー(チャティップ・ナートスパーのタイ村落共同体論―翻訳と解題;チャティップさんと私)
一九八六年の日経経済図書文化賞を受賞した前作『ドイツとロシア──比較社会経済史の一領域』以後に発表されたドイツとロシアの農村社会をめぐるさまざまな論考を中心に編集されたヨーロッパ比較社会経済史の碩学による一大研究成果。
ヨーロッパを東西に分割する聖ペテルブルク-トリエステ線についての視点移動をふくむ新たな知見を導入するとともに、マルクス・ウェーバー・ハックストハウゼン・レーニンらの理論と研究を検討しながらドイツとロシアの農村にみられる歴史的・構造的な相違を明らかにし、その後のヨーロッパの歴史・社会の展開を鮮やかに跡づける。この分野における業績をつぶさに検討した書評論文、タイの経済学者の仕事を紹介した翻訳・エッセイもあわせて収録する。
目次
I ドイツの農民とロシアの農民──史的比較の試み──
1 家族および共同体から見たヨーロッパ農民社会の特質──社会経済史的接近──
2 北西ドイツ農村定住史の特質──農民屋敷地に焦点をあてて──
3 帝政ロシアの農民世帯の一側面──女性の財産的地位をめぐって──
4 家族史から見たロシアとヨーロッパ――ミッテラウアーの所説に寄せて――
5 マックス・ヴェーバーの農業労働者調査報告=『東エルベ・ドイツにおける農業労働者の状態』(一八九二年)
6 マックス・ヴェーバーのロシア革命論――ロシアにおける国家と市民――
III 書 評
1 若尾祐司『ドイツ奉公人の社会史──近代家族の成立──』
2 M・E・フォーカス著/大河内暁男監訳/岸智子訳『ロシアの工業化一七〇〇―一九一四』
3 小島修一『ロシア農業思想史の研究』
4 鳥山成人『ロシア・東欧の国家と社会』
5 鈴木健夫『帝政ロシアの共同体と農民』
6 豊永泰子『ドイツ農村におけるナチズムへの道』
7 田中真晴『ウェーバー研究の諸論点──経済学史との関連で──』
8 オスカー・ハレツキ著/鶴島博和他訳『ヨ