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- 不健康は悪なのか
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健康をモラル化する世界
Against health.みすず書房
ジョナサン・M.メツル アンナ・カークランド 細澤仁 大塚紳一郎 増尾徳行 宮畑麻衣- 価格
- 5,500円(本体5,000円+税)
- 発行年月
- 2015年04月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784622078944
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[BOOKデータベースより]
私たちは、なぜ健康でなくてはならないのだろうか?今日、新たな規範やイデオロギーによって「健康」という言葉が示すものは変容しつつある。15篇を収録。多彩なトピック、多面的な視点からモラル化する「健康」を批判的に考察し、「健康」のあるべき姿を思索する。
イントロダクション―なぜ健康に異議を唱えるのか?
[日販商品データベースより]第1部 ところで、健康とは何だろう?(健康とは何なのだろう?そして、どうしたら健康になれるのだろう?;肉体の肥大に伴う危険性―肥満、食事、そして「健康」のあいまいさをめぐって;グローバルヘルスへの異義?―健康を通して、科学、非科学、そしてナンセンスを調停すること)
第2部 道徳から見た健康(遺伝子時代、健康をめぐっての社会的不道徳―人種、障害、不平等;肥満パニック、そして新しき道徳;(ときには)おpっぱいの育児に異議を唱える)
第3部 健康と疾患を造り出すこと(製薬業界のプロパガンダ;受動‐攻撃性パーソナリティ障害の奇妙に受動‐攻撃的な歴史;強迫性障害の氾濫―精神医療への異議;原子力への異常な愛情―あるいはいかにして原子爆弾は死に関するアメリカ人の考え方を変えたのか)
第4部 健康になった後の快楽と苦痛(セックスは健康のために必要か?―無性愛という悦び;備えよ―サバイバーシップは癌患者の義務なのか?;苦痛の名のもとに)
結語―来たるべき健康とは?
なぜ私たちは健康でなくてはならないのだろうか。医療人類学、生命倫理学、フェミニズム研究など、多面的な視点からモラル化する「健康」を批判的に考察し、「健康」のあるべき姿を思索する。