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[BOOKデータベースより]
ゆとり教育をはじめ、過去、文科省によって決定されてきた教育改革は、度々失敗に終わっている。その原因は、理論上の正しさばかりを重視し、実践までを考慮に入れていない点にある。教育現場で子どもに向き合う教師たちは、戸惑い、苦しみながらも、より良い教育のために奮闘してきたのである。本書では、教育における四つのちから―「行政のちから」「教師のちから」「民間のちから」「子どものちから」の動きを大切に考えて、学校教育における本質的・構造的な問題点を見ていく。2020年の教育大変革で同じ過ちを繰り返さないために、いま向き合わねばならない。
第1章 アクティブ・ラーニングは日本の教育を変えるか(教育は“正論”ではうまくいかない;能動的学習と学力の向上は別ものである ほか)
[日販商品データベースより]第2章 教師は「個性」を鍛えよ(すべての教師は自信過剰である;教師は何を教えているのか ほか)
第3章 学校教育を揺るがすちから(「学力第一主義」が危ない;教師と子どもは対等なのか ほか)
第4章 教師はいかにして権威を失ったか(学校のセンセーはえらい―農業社会的近代;「卒業したい」からいうことを聞く―産業社会的近代 ほか)
第5章 「子どものため」は教師の驕りである(K女子高校での英語の授業;「プロ教師の会」でいい続けたこと ほか)
教師を苦しめるのは「過重労働」だけではない!
教育改革の重圧、生徒や保護者との確執、味方にならない校長……
学校教育の「ねじれ」構造の実態を明らかにする!
ゆとり教育をはじめ、過去、文部科学省によって決定されてきた教育改革は、度々失敗に終わっている。その原因は、理論上の正しさばかりを重視し、実践までを考慮に入れていない点にある。教育現場で子どもに向き合う教師たちは、戸惑い、苦しみながらもより良い教育のために奮闘してきたのである。
果たして、教育改革の失敗の本質とは何か。そして2020年の教育大変革に備えて今すべきこととは? 高校教師37年のキャリアを持つ著者が、圧倒的な現場目線で提言する。
<目次>
第1章 アクティブ・ラーニングは日本の教育を変えるか
第2章 教師は「個性」を鍛えよ
第3章 学校教育を揺るがすちから
第4章 教師はいかにして権威を失ったか
第5章 「子どものため」は教師の驕りである