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- 新しいアートのかたち
-
NFTアートは何を変えるか
平凡社新書 1012
- 価格
- 1,056円(本体960円+税)
- 発行年月
- 2022年09月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784582860122
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[BOOKデータベースより]
二〇二一年、老舗オークションハウスのオンラインセールでNFTアートが約七五億円という高値で落札された。デジタルアートはなぜここまで人びとを夢中にさせるのだろうか。「情報の時代」に生きる私たちが遭遇したかつてない衝撃。アートと人との歴史を辿ることで、生まれたばかりのNFTアートの「本質」そして「現在地」や「未来」がみえてくる。そもそもアートとは何か。アートであるか、ないかを決めるのは誰か。アートのなかの曖昧な部分を問い直すことでアートの未来を考える。
第1章 NFTは情報革命の「ラストパンチ」?
[日販商品データベースより]第2章 そもそもアートとは何か
第3章 NFTアートの「現在地」
第4章 未来をつくるインフラとしてのNFT
特別対談 アーカイブとシャンペン(坂井豊貴×施井泰平)
特別対談 文化的・社会的な価値を加える(山峰潤也×施井泰平)
特別対談 冒険者にインセンティブを(武田徹×施井泰平)
2021年、老舗オークションハウスのオンラインマーケットでNFTアートが約75億円という高値で落札され、話題を集めた。おそらく、いま、アートの世界において最も話題を集めているのは、NFTアートだろう。その一方、「そんなものにそんな高いお金を出すのか理解できない」「リアルに存在しない作品なのになぜ評価されるのか」など懐疑的な意見も多いだろう。NFTアートはまだ生まれたばかりのアートであり、それだけにNFTアートに対しては、どこかモヤモヤした感じを抱く人がほとんどだ。たしかに、NFTアートのどのような点が評価され、なぜそんなに高値が付けられるのか、買うメリットはあるのかなど、わからないことだらけだ。
本書は、NFTアート事業に関わり、いま一番NFTアートに詳しいとされる、スタートバーン代表・施井泰平氏によるもの。多くの人が抱える、NFTアートに対する「モヤモヤ感」を少しでも払拭するために、アートと人との関係性やその歴史まで触れる。
そもそもアートとは何か。アートであるか、ないかを決めるのは誰か。アートのなかの曖昧な部分を問い直し、NFTアートについて深く考えるのにふさわしい1冊!
●目次
はじめに
第1章 NFTは情報革命の「ラストパンチ」?
第2章 そもそもアートとは何か
第3章 NFTアートの「現在地」
第4章 未来をつくるインフラとしてのNFT
〔特別対談〕
アーカイブとシャンペン 坂井豊貴(慶應義塾大学教授)×施井泰平
文化的・社会的価値を加える 山峰潤也(キュレーター)×施井泰平
冒険者にインセンティブを 武田徹(専修大学教授)×施井泰平
NFT・NFTアート関連用語集
●著者プロフィール
施井泰平(しい・たいへい)
1977年生まれ。現代美術家、起業家。2001年、多摩美術大学卒業後「インターネットの時代のアート」をテーマに美術制作を開始。2014年、東京大学大学院在学中にスタートバーンを起業し、アート作品の信頼性担保と価値継承を支えるインフラを提供。事業の中心である「Startrail」はその高い公共性が評価され、イーサリアム財団からグラントを受ける。東京大学生産技術研究所客員研究員、経済産業省「アートと経済社会について考える研究会」委員など歴任。