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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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- 北区の太
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SF的サスペンス
記憶の中に埋もれていたような古い過去の夢を見始めた人たちが次々と死んで行く。サスペンスホラーお定まりの連続する死者。通常であればその事象は、人間の人智を超えた超常的存在によってもたらされるという程度の設定に留まるが、この小説はその存在に科学的な説明をつけている。その正体を徐々に明らかにして行き、その弱点もあぶりだして行く。犠牲者は救えるのか。タイムリミットが迫る中、関係者とその存在との闘いがクライマックスに。一気読み必至。超常的な存在が犠牲者に自分の考えを伝える箇所があるが、その部分が非常に示唆に富んでいる。また、エピローグもまだその恐怖が終わった訳ではないということを暗示しており秀逸。前作(デビュー作)もかなり評判が高かったので、そちらも読んでみるか。
[BOOKデータベースより]
「不思議な夢が続き、寿命が喰われていく。これは“夢喰い”だ」恩師の堀越教授はそう言い残して死んだ。これは病気なのか―大学助教授の牧野は何人もが犠牲になった“夢喰い”の正体を究明しようと調査に乗り出した。一方、牧野の中学の後輩で、通信会社NJTT社員の咲元光明は奇妙な夢を見るようになり、身の回りで不可解な出来事が起こるようになった。咲元は“夢喰い”に蝕まれていく…。社会を変革するようなビジョンを持つ前途有望な若者に取り憑く“夢喰い”の犠牲者をこれ以上出してはならない。追う者、追われる者の交錯する物語。果たして咲元の運命やいかに!?
[日販商品データベースより]「最も古い記憶の夢を見たら注意してほしい。この病気はそこから始まる。夢は思い出のアルバムを捲るように続き、大人への成長の過程を追っていく。夢が現在に追いついたとき、その人間は人生を終える。それが夢喰いだ」恩師の堀越教授はそう言い残して死んだ。果たしてこの現象は病気なのか、なんらかの意思があるのか――牧野は何人もが犠牲になった“夢喰い”の正体を究明しようと調査に乗り出した。第19回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した俊英が放つ戦慄のタイムリミットサスペンス!