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- おやすみなさいおつきさま
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評論社
マーガレット・ワイズ・ブラウン クレメント・G・ハード 瀬田貞二- 価格
- 1,320円(本体1,200円+税)
- 発行年月
- 1979年09月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784566002333
[日販商品データベースより]
おおきなみどりの部屋の中。こうさぎがベッドに入り、ねむりにつくところ。こうさぎは、ふうせんやてぶくろなど、部屋の中のすべてのものに「おやすみなさい」と語りかける…。アメリカで読み継がれている名作。
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絵本を開けば、そこに広がるのは大きな「みどりのおへや」。よく見れば、ベッドに寝ているのはうさぎのぼうや。もう、寝る時間かな。おへやには、絵の額がふたつ、赤いふうせんに、黒いでんわ。こねこが二匹いて、素敵なお人形の家もあります。おばあさんが編み物をしながら、見守ってくれています。おつきさまもおやすみの時間。ぼうやは、お部屋の中のひとつひとつに声をかけていきます。「おやすみ あかりさん」「おやすみ あかいふうせん」こねこさんに、てぶくろも、とけいさんもねずみさんも。ほらほら、だんだん静かになって……この絵本を読んでいるおともだち、みんなも。おやすみなさい、いい夢を見てね。1947年アメリカで初版が発売されて以来、世界中で読みつがれているこの絵本。小さな子どもたちは、この月の光に照らされた、ちょっぴり不思議な雰囲気の「みどりのおへや」が大好きなのです。ぼうやを中心に、まだあかりのついた部屋の場面から始まり、視点は壁にかかった絵の中へ、さらにお部屋の反対側の方へと移り、椅子の上にはいつの間にかおばあさん。ぼうやは一人じゃ寝れなかったのかな……時計の針の経過を見て想像をしながら夜のひとときを過ごします。そして、ぼうやと「おやすみの儀式」をしながら、だんだんと暗くなる「おへや」と一緒に気持ちのよい眠りへと誘われていくのです。淡々と、でも耳心地のいい繰り返しの言葉を聞きながら、一方で眺めているお部屋の世界はどんどん広がっていき。暗くて怖いと思っていた夜の世界も、ちょっとだけ素敵に思えてくる……そんな風に、絵本を通して世界中の子どもたちが「おやすみの時間」と仲良くなっていったのかもしれませんね。
(絵本ナビ編集長 磯崎園子)
息子が1歳半の頃から何度か図書館で借りて読んでいました。
2歳半前に、『また読みたい』との息子からのリクエストがあり、今度は絵本を購入して読み聞かせ。
他の方のレビューでもありますが、入眠導入へといざなう絵本の構成も素晴らしく、また、息子もレビューにあるお子様方と同じように、『おやすみなさい、カーテン』、『おやすみなさい まくら』などと、周りのものにおやすみなさいを言うように。それからは、バージョンを変えて、朝は『おはよう、○○さん』、昼なら散歩中などに『こんにちは、○○さん』と、いろんなモノに挨拶をしてコミュニケーションをはかっていました(笑)。
そして、なかなか寝付けない時に、『おやすみなさい、☆☆(息子の名前)のかわいいほっぺ』と言ってほっぺにキスをしていく、というのを息子の手や指、目などの部位を使ってやってあげるととても喜んで、しばらくはそれが寝る前の習慣になりました。昼間、息子を叱り過ぎた時、反省の意味を込めて、『お母さんは☆☆が大好きなんだよ』という気持ちを伝えるという、私と息子をつなぐ大切なコミュニケーション方法を教えてくれた素晴らしい絵本です。(ダンプダンプさん 30代・兵庫県 男の子2歳)
【情報提供・絵本ナビ】