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価格:2,090円(本体1,900円+税)
【2012年09月発売】
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[BOOKデータベースより]
そして、すべては崩れた…ヴィクトリア朝末期のニューエイジ運動を揺籃に、帝国の中心と辺境で翻弄された二人の人生の悲しい結末。ピュリツァー賞最終候補作。
チャーチル家とラージ
[日販商品データベースより]ランドルフ卿、実権を握る
権力の幻影―ガンディー家、インド、英国支配
目覚め―ロンドンと南アにおけるガンディー 一八八八〜一八九五
目覚め2―インドのチャーチル 一八九六〜一八九九
戦いにおける人々 一八九九〜一九〇〇
一点に集中する道 一九〇〇〜一九〇六
短い出会い 一九〇六〜一九〇九
転換点 一九〇九〜一九一〇
分かれ道 一九一一〜一九一四
はるかなる橋頭堡 一九一四〜一九一五
ガンディーの戦い 一九一五〜一九一八
流血の惨事 一九一九〜一九二〇
非協力 一九二〇〜一九二二
運命の逆転 一九二二〜一九二九
夢の跡に残された現代
ヴィクトリア朝末期に大英帝国の中心と辺境でそれぞれ生を受けたガンディーとチャーチル。一方は非暴力不服従運動の「マハートマ」(偉大な魂)として祈る姿、他方は第二次世界大戦でヒトラーを打ち破った「Vサイン」で印象深い。
生まれも育ちも異なる二人は、運命に引き寄せられるように、その人生で何度もすれ違い、また一度だけ直接出会ったこともあった。
シパーヒーの叛乱から世界恐慌までを扱った上巻に続き、下巻では塩の行進から第二次世界大戦、そして戦後の二人の死までが描かれる。
とりわけ躍動するのは、インド独立を目指した志士たちの姿である。不可触民の権利を守ろうと、ガンディーと戦ったアンベードカル。ファシズムの力を利用しようとして散ったスバース・チャンドラ・ボース。ソ連型社会主義に活路を見出そうとしたネルー。イスラーム国家を目指したジンナー。独立はいつしか叶わぬ夢となった。
他方、ヒトラーの欧州掌握を助けた宥和政策の起源が、大英帝国のインド統治にあったという史観は鮮やかだ。そして、インド独立を終始否定し、ヒトラーと対峙したのがチャーチルだった。ピュリツァー賞最終候補作。