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価格:1,540円(本体1,400円+税)
【2022年12月発売】
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[BOOKデータベースより]
大阪―堂島サンボア/北サンボア/南サンボア/島之内サンボア/梅田サンボア/サンボア・ザ・ヒルトンプラザ店/北新地サンボア/天神橋サンボア。京都―京都サンボア/祇園サンボア/木屋町サンボア。東京―銀座サンボア/数寄屋橋サンボア/浅草サンボア。「古き良きサンボアのかおり今もなお…」―14店に受け継がれる名門の伝統と心意気。
1 サンボア創業(サンボアというバー;ルーツを訪ねて;サンボア創業 ほか)
[日販商品データベースより]2 戦後の再出発(終戦、そして戦後;南サンボア誕生;関西バー協会 ほか)
3 サンボアのDNA(鍵澤時宗の死;京都サンボアの中川英一と長男・宏;木屋町サンボアの中川清志と長男・涼介 ほか)
受け継がれる伝統のDNA
1918年に創業した洋酒バー「サンボア(SAMBOA BAR)」。独自の暖簾分け制度により大阪、京都、東京に14店を展開する稀有なバーの100年史を辿る初の1冊。
サンボアの前身は1918年、神戸・花隈の地に開業した「岡西ミルクホール」。オーナーの岡西繁一が北原白秋の編んだ文芸誌「ザムボア(朱欒)」から名前を拝借し、店名を「ザンボア」に改称、そこからサンボアの歴史が始まった。この命名には、関東大震災に遭い、神戸に居を移していた谷崎潤一郎が一役買ったという説もある。
その後、岡西の下で修業を積み、店を受け継いだ者たちが大阪、京都にそれぞれのサンボアを出店、独立を果たす。戦時中、家屋疎開に遭ったり、出征時の休業を余儀なくされながらも店は奇跡的に守り抜かれた。
現在、創業者・岡西繁一から直接暖簾を継いだ3つの家系の3代目と、それぞれのサンボアで修行した者たちの計12名のマスターが「サンボア」を名乗り、14店の「サンボア」を営んでいる。残された貴重な資料と関係者への取材に基づき、それぞれのサンボアの歴史、店を立ち上げ、店を背負ったマスターたちの思い、著者の半生を辿るなかで、京阪神の戦前・戦後史、日本のバー文化史が見えてくる。