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- モディが変えるインド
-
台頭するアジア巨大国家の「静かな革命」
白水社
笠井亮平
- 価格
- 2,420円(本体2,200円+税)
- 発行年月
- 2017年07月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784560095546
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[BOOKデータベースより]
「SNSフォロワー数世界一のリーダー」といわれる第18代首相の姿を通して、現代インドの政治、経済、社会、外交を概観し、南アジア情勢と日印関係を気鋭の研究者がわかりやすく解説する。
第1章 躍動する「世界最大の民主主義」(インドの国会と選挙;国民会議派政権を率いたマンモーハン・シンとソニア・ガンディー ほか)
[日販商品データベースより]第2章 変わりゆく経済と社会(高額紙幣廃止の衝撃;経済自由化の四半世紀 ほか)
第3章 「同盟」と「非同盟」のあいだ(モディ訪米;対立から協力へ―「核」が印米を結びつけた ほか)
第4章 南アジア・インド洋をめぐる印中「新グレート・ゲーム」(揺らぐインドの優越性―変貌する南アジアの国際関係;自ら動いたモディ ほか)
第5章 「インド太平洋」時代の日本とインド(モディと日本;遠かったインド ほか)
現代インドの実相が見えてくる
昨年11月、「トランプ・ショック」の陰でいきなり高額紙幣の廃止を宣言し、インド国民のみならず国際社会の度肝を抜いた首相ナレンドラ・モディ。そのカリスマ性や高い実務能力、大胆な政策、巧みな官僚操縦、そしてエリート階級の出身ではないたたき上げという点で、「インドの田中角栄」とも評される人物だ。本書は「SNSフォロワー数世界一のリーダー」と言われるモディの姿を通して、現代インドの政治、経済、社会、外交を概観し、南アジア情勢と日印関係についてわかりやすく解説した入門書である。
伸長著しいインドの台頭ぶりを示す指標は枚挙にいとまがない。しかし、存在感と重要性が増す一方で、インドは依然として「わかりづらい」という印象を持たれがちだ。「牛の保護」が重大な政治的・社会的イシューとなっているのはなぜか。今なお続くカースト制度や宗教対立の背景には何があるのか。地域と国際社会でのインドの興隆は日本にとって何を意味するのか。また、米中とどのように距離をとっていくのか――。長年にわたって南アジア研究に携わってきた著者がこうした疑問に丁寧に答え、巧みな筆致で現代インドの諸相をあぶり出す。写真・図版多数収載。