[BOOKデータベースより]
おいしいものを食べると、むくむくって元気になる。幸せ!って思える。それで、明日はきっと、いいことがあるって、そう信じることができるんだ。
[日販商品データベースより]5人の子どもたちの平凡な日々。つらいこと、悲しいことはしょっちゅうだし、苦しい時もやってくる。そんな時、クラスを見渡せば、細川糸子がいる。誰に対しても真っ正面から向き合い、思ったことを口にする…。〈受賞情報〉日本児童文学者協会新人賞(第46回)
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家で嫌なことがあっても、友だちとおしゃべりすると、笑顔になれる。でもぎゃくに、友人関係で落ち込んだり悩んだり、相手に悪気はなくても、気にしていることをずばっと指摘されて、いやな思いをすることもある。この本は、5年生で同じクラスにいる5人の男女のそれぞれの姿を、「友情」と「自分自身への挑戦」という2つのテーマを軸に描いた、連作短編集です。ある日、おおがらな転校生をからかって、「ダイエットなんてできるはずがない」と笑ったクラスメイト。それに腹を立てた糸子は、その場の勢いで「夏休みが終わるまでにやせてやる!」と、ダイエット勝負をするはめになります。カッコよく宣言したはいいけど、現実にはやせるなんて難しい。どうしたらいいの……?ちょっぴり太めだけど、明るくて前向きな細川糸子をはじめ、美人でクールな女の子、身長が高くてふっくら体型を気にしている転校生など、さまざまな5人が登場して、それぞれの視点から自分のことを語りだします。物語を読み進めるごとに、本人の自分への評価とは違う友だちの見方や、言葉とは違う本心など、5人の新しい側面が見えてくるのが、おもしろいところ。自分自身に挑戦することで、得られる発見と成長。傷つくのが怖くて、本心を見せられない自分に気づく瞬間。自分にはどうしようもできない家庭の事情。5人をとりまく環境はさまざまですが、どのお話にも気持ちを寄り添わせることができます。それは、そこに描かれているのが、誰もが直面する切実な問題だから。「本当の友だちってなんだろう?」「自分はどういう自分になりたいんだろう?」5人の物語を読んで、すべてがわかるわけではないけれど、何かヒントが見つかるのではないでしょうか。一生懸命自分の頭で考えても、大人の言うことは絶対だし、子ども扱いされてしまう。本当の自分を出したいけれど、どうやっていいかわからない……コンプレックスや不安な気持ちに敏感に目を向けはじめる小学校高学年から中学生の子どもたちに、「きっと大丈夫」という気持ちとともに手渡したい、さわやかで、のびやかな気持ちになれる本です。
(編集者・ライター 光森優子)
5人の小学校高学年の日常を真正面から向き合って描いた、非常に読み応えのある本でした
小学校高学年の児童たちの現実は、こんな風に葛藤しているのでしょうね・・・
どの子どもたちにも関わりのある主人公、細川糸子が自分の弱点に向き合っていく生き方が、結果的に他の友人たちにも、良い影響を与えているのです
それも、自然体でいかにも格好良いとはいえないのに、輝いて見える・・
もしかしたら理想かもしれませんが、こんな子どもがクラスに一人いれば、ずいぶんと救われると思いました
先が知りたくってどんどん読み進めて、あっという間に読めます
小学校高学年以上大人までお勧めです
(風の秋桜さん 40代・埼玉県 )
【情報提供・絵本ナビ】